イラスト=キム・フェリョン
韓国政府はどうなのか。K氏の出国はすでに政府が謝罪したのでミスとしよう。ところでどうしてK氏と接触し帰国した人が再び香港に出国することが可能だろうか。香港の論理で見れば自由の仮面をかぶった極端な利己主義と他人の生命軽視に対する放任行政といえる。隔離が伝染病拡散を防ぐ基本という防疫の常識さえ無視したわけだ。この政府にしてこの国民ありということか。新型インフルエンザ流行当時に隔離を拒否し非難された韓国人の市民意識喪失は数日前に香港で韓国人女性2人が一時隔離を拒否して6年ぶりに再発した。韓国政府の無概念対処と後進的市民意識はそのまま国益に対する損害として返ってきている。すでに中国人の82%が「K氏出国を防がなかった韓国政府は謝罪し釈明すべき」とする世論調査結果も出てきた。旅行会社には韓国旅行をキャンセルするという中国人の電話が続く。個人の自由だけを考慮した韓国政府の民主(?)防疫のおかげで国のイメージ墜落だけでなく、途轍もない経済的損失がすぐ目の前に差し迫っている。
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