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ゴルフに行ったMERS隔離女性、警察が位置追跡

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
中東呼吸器症候群(MERS)患者が増え、産業界の現場、学校、病院などが直接的な影響を受けている。週末の行事も中止または延期されるなど日常生活にも変化が表れている。

感染危険者の無責任な行動も市民の不安感を深めている。保健当局によると、自宅隔離対象であるソウル居住の50代の女性Aは2日、全羅北道でゴルフをした。Aは一行10余人とバスで移動した。Aが自宅にいないことを確認した管轄の保健所は警察に位置追跡を依頼し、ゴルフ場で捜し出した。

双龍自動車平沢(ピョンテク)工場支援部署で勤務していた職員Bは最近、MERS感染が確認された。Bは父の看病のため、最初のMERS患者が入院していた病院に行って感染したことが分かった。双龍車はBと接触した約20人を帰宅させ、2、3日間休ませることにした。現在、双龍車の生産ラインは正常に稼働している。双龍車の関係者は「工場全体を消毒して防疫作業をし、全職員を対象にマスクと手指用洗浄剤を支給した」と述べた。


サムスン電子華城事業場でもMERS感染が疑われる職員が隔離されたが、陰性判定を受けたことが確認された。サムスン電子は4日から2日間、全羅北道茂朱(ムジュ)で新入社員夏季修練会を開く予定だが、最近中東に出張した新入社員を出席させないことにした。サムスン電子の関係者は「職員の中にMERS感染者はいないが、最近中東地域に出張した職員の場合、在宅勤務をするよう措置を取った」と話した。

京畿道と忠清北道では一部の学校が休校となった。特に忠清北道の小学校のイ教師(23)は先月23日、感染が確認された父の見舞いに行った後、26日から4日間授業をし、他の学校の教師と接触したことが確認された。

京畿道では幼稚園(57カ所)、小学校(75カ所)、中学校(8カ所)、高校(1カ所)、特殊学校(1カ所)、大学(1カ所)の計143カ所が休園・休校中だ。患者が出た病院の近隣の学校などだ。2日に休校に入った小学校では、教師がMERS治療を受けて死亡した50代女性と同じ病院に入院していた家族を看護していたことが分かった。京畿道教育庁の関係者は「MERSが子供たちに広がることを心配する保護者から休校の要請が殺到した」と話した。休校する小・中学校は共働きの家庭の子供が登校すれば帰宅時間まで受け入れる。

ソウルと首都圏の中・大型病院ではMERSの拡散で予約のキャンセルが続出した。会社員のキムさん(43)は「2歳の子供が病気だが、8日間病院に行かず家にいる。一日に10回ほど子供の体温を計っている」と語った。京畿道に住む主婦イムさん(34、女性)も「3歳の子供の病院の予約を取り消した。手術の予約なので悩んでいたが、死亡者発生のニュースに接してすぐに取り消した」と話した。薬局ではマスクが売れている。ソウル逸院洞で薬局を経営するキムさん(65)は「突然、昨日(1日)から客が集まり、箱ごと買っていく人もいた」とし「一般のマスクがなく、工事現場で使う防塵マスクまで売れた」と話した。

同窓会なども中止が相次いでいる。会社員のチョさん(49)は「高校の同窓会が週末に予定されていたが、『MERSが心配なのでキャンセルする』というメッセージを受けた」と伝えた。



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