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ブラッター会長「非難した人を忘れない」…欧州、FIFAから分離も?(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「許すが、忘れはしない」。5度目の当選に成功したゼップ・ブラッター国際サッカー連盟(FIFA)会長の30日(現地時間)の第一声だ。17年間にわたり「世界のサッカー大統領」として君臨したブラッター会長は前日、FIFA総会でその地位を守った。1次投票で133票を獲得した。当選基準の139票(3分の2)に達しなかったが、2次投票での当選(105票)は十分だった。73票の挑戦者アル・フセイン・ヨルダン王子は結局、辞退した。米国・スイス司法当局がFIFAの幹部7人を腐敗容疑で逮捕した後、ブラッター会長が動揺するとみて、アリ王子側は「最大100票も可能だ」と期待を表した。しかしブラッター会長の17年の牙城は崩れなかった。

ブラッター会長はその後、スイスメディアのインタビューで胸の中に抑えてきた言葉を発した。「プラティニ欧州サッカー連盟(UEFA)会長を含め、私を非難した人たちを許すものの、忘れはしないだろう」と述べた。

ブラッター会長は「FIFA会長選挙の2日前、米国が攻撃し、プラティニUEFA会長も辞退するべきだと加勢したのは、偶然の一致ではないと考える」と述べた。続いて「米国が2022年ワールドカップ(W杯)開催を希望したが失敗に終わり、英国も2018年W杯開催をできなくなった」とし「北米や南米に関連することをチューリッヒにまで持ってきたのはFIFA総会を妨害しようという米国の意図」と述べた。2018年と2022年の誘致戦で敗れた英国と米国が腹いせをしたという趣旨だ。グレッグ・タイク英サッカー協会長らが「任期をすべて満たせないだろう」と述べたことについても、「辞任するというのは罪があるということを意味する」とし「今後4年間、不正腐敗と戦う」と述べた。


しかし米国・欧州を中心に余震は続いた。アストンヴィラのファンであり2018年W杯招致前に積極的に動いた英国のウィリアム王子は異例にも声明を出した。「FIFAはフェアプレイを代表してサッカーを最優先に管理できるということを示さなければいけない」と要求した。続いて「スポンサーや地域サッカー連盟などFIFAを後援する人たちがFIFAの改革に圧力を加えるべきだ」と促した。また「今週チューリッヒで起きたこと(FIFA幹部逮捕)はFIFA版ソルトレークシティー事件だ」と述べた。2002冬季オリンピック(五輪)をソルトレイクが招致する過程で国際オリンピック委員会(IOC)の委員を過剰に接待したという疑惑が膨らみ、IOCが委員10人を追放したことを述べたのだ。



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