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【取材日記】粗末な防疫が招いたMERS恐怖=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

イラスト=キム・フェリョン

国内初のMERS患者A氏(68)もパク氏と同じだった。それで中東に行ってきた後、熱やせきも出だが風邪程度と考えた。近くの病院で診療を受け、それでも治らないために大きな病院に移った。病院4カ所を転々とした後に自分がMERSという病気にかかったことを知った。


国内でMERS患者は5人に増えた。最初の患者が確認されてから1週間で追加の感染者が4人増えたのだ。感染者と接触したという理由で家に閉じこもることになった隔離対象者も63人に上る。アジアでMERSの2次感染者が出てきた国は韓国が唯一だ。MERSは致死率は高いが伝染力は強くない。それでも病気が広がったのは、政府の粗末な検疫のせいであるところが大きい。27日、国会保健福祉委員会の懸案報告の席では保健福祉部・疾病管理本部に向かって「いつでも流入の可能性があったのに政府が遠い国のことだと考えて消極的に対処して2次感染者を量産した」(イ・ジョンジンセヌリ党議員)らの叱責があふれた。




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