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【コラム】メルケルの懺悔と安倍の歴史歪曲(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
韓日両国は、経済的でも安保上でも緊密に協力しなければならない隣国同士だ。デリケートで流動的な現韓半島(朝鮮半島)情勢を安定的に解決していくためにもだ。ところが韓日関係はますますこじれている。日本の安倍晋三首相は首脳会談を要求しながらも、過去の歴史歪曲において誰よりも積極的だ。言葉では会おうと言いながらも行動では違う。朴槿恵(パク・クネ)大統領が乗り出さないために結局日本政府は公式的に韓日関係を格下げし、これに巻き込まれて両国国民も敵対心を育てているようで本当に心配だ。

問題の根源は、慰安婦問題をはじめとする過去の歴史だ。安倍首相ら多くの日本人たちは日本の敗戦を、反省する過去の歴史ではなく、力不足のために受けた悔しい屈辱として受け止めている。広島平和公園の原爆記念館は、原爆の恐ろしさと共に日本だけが原子爆弾を落とされた唯一の国であることを浮き彫りにしている。日本は平和を破壊した戦犯ではなく敗戦国という烙印を押された被害者にすぎないというメッセージが随所で感知される。

広島に投下された原爆は、あっという間に10万人余りの人命を抹殺した。ところでその直前の沖縄戦では日本軍の玉砕強要で10万人余りの民間人が亡くなり、米軍戦の死者も3カ月間で1万2000人余りに達した。日本の本土の抵抗は、これよりもはるかに加熱することが明らかだったために米国としてはちょうど開発を終わらせた原子爆弾を投下することに決めたのだ。


安倍首相の祖父は最後の朝鮮総督だったし、母方の祖父は戦犯調査を受けた岸信介元首相だ。敗戦の屈辱を徹底的に味わった彼らの悔しい思いはそのまま後世に伝えられ、今や日本は学校教育までも過去の歴史を歪曲している。その結果、今の世代の日本人たちは日帝が韓国や中国で行った蛮行を知らずに韓国人と中国人が「ありもしなかったことをねつ造して国際社会で謀略している」と憎悪するに至った。



【コラム】メルケルの懺悔と安倍の歴史歪曲(2)

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