この工場を習近平中国国家主席の「政治的故郷」を意識した「外交的投資」と解釈するのは誤解だ。まず西安は、半導体の生産にとって必要な水と電力が豊富だ。すぐそばを渭水が流れ、山西省は中国最大の石炭地帯で電力が余っている。また世界のコンピューターの90%、携帯電話の85%を製造する国が中国だ。一緒に半導体の輸入が2013年(2313億ドル)に原油を抜いて1位となった。中国の神経を刺激しないようにするなら現地生産が答えだ。
この頃、中国は半導体に血眼になっている。昨年21兆ウォンの半導体ファンドを作り、強大な権限を持つ「半導体領導小組(leading small group)」まで新設した。今後10年で半導体分野に1兆元(約175兆ウォン)を投入する計画だ。すでに中国はLCDにおいてこのような戦略で利益を得た。わずか7年でLCDの国内自給率が55%を突破したのだ。これに一歩先立ち中国で現地生産したLG・サムスンは幸いだった。日本のシャープをはじめとする世界の非中国系LCD企業は風前の灯の境遇だ。中国が果たして半導体の夢も同じように成し遂げられるだろうか?
【時視各角】サムスンの運命をかけた半導体の勝負(2)
この頃、中国は半導体に血眼になっている。昨年21兆ウォンの半導体ファンドを作り、強大な権限を持つ「半導体領導小組(leading small group)」まで新設した。今後10年で半導体分野に1兆元(約175兆ウォン)を投入する計画だ。すでに中国はLCDにおいてこのような戦略で利益を得た。わずか7年でLCDの国内自給率が55%を突破したのだ。これに一歩先立ち中国で現地生産したLG・サムスンは幸いだった。日本のシャープをはじめとする世界の非中国系LCD企業は風前の灯の境遇だ。中国が果たして半導体の夢も同じように成し遂げられるだろうか?
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