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【コラム】「メード・イン・コリア」復活させるには

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
製造の創業は侮れない。製品のデザインから設計、試作品を経て量産につながる全過程がかなり難しく長い時間がかかる。ところでこの頃、製造業に挑戦する創業者が増えている理由は何だろうか。

まず試作品を作るのが容易になった。3Dプリンティングやレーザーカッティングなど、コンピューターで図面さえ描き出せば機械が物体の外形を簡単に加工するデジタル製作技術が大衆化している。同時に「Arduino(アルドゥイーノ)」「Raspberry Pi(ラズベリーパイ)」のようなオープンソースのハードウェアが普及してこれと互換性のある多くのアプリケーション(アプリ)が開発され、初心者でも簡単に望みどおりの試作品を作ることができるようになった。

製造の創業が増えたのは、このように以前よりも技術アクセシビリティが高まった要因もある。一方では製造創業をしなければならない必然的な理由もある。パーソナルコンピューター時代、インターネット時代に続き、ここ数年間で急成長したモバイル創業市場が飽和状態に至っている。もうかなりのアプリがほとんど開発され、ますます競争が熾烈になっている。多くの人がモバイルを超えて新たな市場をつくり出す分野を切り開くため努力している。その過程で自然にモバイルから拡張されたウェアラブル端末やモノのインターネット(IoT)などのハードウェア分野が新たな成長分野として脚光を浴びている。


これに関連して最近、中国の深センが世界の注目を浴びている。「世界の工場」の役割を果たしてきた深センは、これまで蓄積してきた莫大な製造インフラを基にハードウェア市場で猛活躍している。シャオミ(小米)の善戦が目覚ましい。世界のドローン市場を席巻中の中国DJIも深センに工場がある。米国で創業チームを組んで深センに拠点を作る会社も増えている。

中国の飛躍に比べて韓国を振り返ると非常に残念だ。韓国は製造業中心国だ。大企業だけでなく、これらの大企業と協力する数多くの中小企業もグローバル水準の技術と経験を保有している。このように良好な製造インフラを革新と創造の拠点としてさらにうまく活用できないだろうか。深センに向かう世界の製造創業者の足を韓国へと向かわせることはできないだろうか。もう一度「メード・イン・コリア(Made in Korea)」マークが世界市場を席巻することができるよう現存のインフラ活用案を講じなければならない。

コ・サン ATEAMベンチャーズ・TIDEインスティテュート代表



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