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米次官補「THAAD永久駐屯」…米、費用分担「高高度戦略」か(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
緻密な計算の中のヒット・アンド・アウェイなのか、韓米間の動きがかみ合わないのか。

高高度ミサイル防衛(THAAD)システムを韓国に配置する案をめぐり米国高官が連日議論を起こしている。米ワシントンの戦略国際問題研究所(CSIS)主宰で19日に開かれた討論会に参加した米国務省のフランク・ローズ次官補(軍縮担当)がまたTHAADの話をした。彼は「米国は韓半島にTHAAD砲台の永久駐屯を考慮している」と話した。彼の発言は18日に訪韓最後の日程である駐韓米軍基地訪問でTHAADに言及したジョン・ケリー国務長官の延長線上にある。

北朝鮮のミサイルと核の脅威に直接さらされている韓国政府は、米国の要請も、協議もなく、結論も出ていないという「3NO」の立場を堅持している。それでも忘れたころに米国側がTHAAD議論に燃料を入れ火をつけているわけだ。


特にケリー長官の発言が目を引くのは米国政府のうち国防総省が先に発言すれば国務省が後始末をする形態で進められてきたパターンをひっくり返すもののためだ。そこで中国の様子をうかがっているとの分析が出ている。元外交部当局者は、「外交官の一言は戦争を起こすこともできる。個人の見解としても公共の場でした外交官の発言と行動は意味が異なる」と話した。国防問題が外交問題に飛び火している状況であることを考慮すれば国務省が燃料を入れて火をつけるのは中国の反応を確認しようとする意図が含まれているとみることもできるという話だ。最近中国を訪問し中国の外交当局者と会った月刊ディフェンス21プラスのキム・ジョンデ編集長は、「中国は韓半島にTHAADが持ち込まれることに対し軍事的に非常に敏感になっているが、韓国や米国が自分たちに探りを入れるような印象を与えることをさらに不快に感じていた」と伝えた。

だからだろうか、韓国政府当局者は米国に向かって「担当官庁(国防総省)でもない国務省が行きすぎているのではないか」と不満の声を出している。



米次官補「THAAD永久駐屯」…米、費用分担「高高度戦略」か(2)

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