北朝鮮が１７日、初めて玄永哲（ヒョン・ヨンチョル）人民武力部長粛清に関する公式反応を出した。

国家情報院が１３日、玄永哲粛清および処刑の可能性を明らかにしたことに関し、北朝鮮の「わが民族同士」は声明を通じて、「南側の保守メディアが『粛清政治』などと口にできない悪口を述べている」と主張した。

わが民族同士は特に、朴槿恵（パク・クネ）大統領を名指しし、「我々の最高尊厳を傷つける悪口を続ければ、滅敵の猛撃を免れないだろう」と脅迫した。


朴大統領が１５日、「最近、北の挑発的行動と内部の極度の『恐怖政治』が伝えられ、大勢の国民が驚いている」（「恩師の日」記念式）と述べたことに対する誹謗発言だ。しかしわが民族同士は声明に、玄永哲が粛清されたという事実を否認する表現は入れなかった。北朝鮮はその間、玄永哲粛清に関する立場を出さず、玄永哲の写真・記録映画映像も削除する作業もしていなかった。

対北朝鮮消息筋は１７日、「削除作業をすれば残忍な処刑を認めることになり、意図的に削除せず反応を見ているのだろう」と述べた。