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平和議論する「済州フォーラム」…北朝鮮の参加、継続推進(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

元喜龍(ウォン・ヒリョン)知事は「北朝鮮の済州(チェジュ)フォーラム出席が今年は実現できず残念」と話した。(写真=済州道)

少々意外だった。元喜龍(ウォン・ヒリョン)済州道(チェジュド)知事(51)は北朝鮮との協力構想を並べ続けた。今月8日と14日の中央日報との2度にわたるインタビューでのことだ。北朝鮮が潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を撃ち、軍部序列2位の玄永哲(ヒョン・ヨンチョル)人民武力部長(66)を高射銃で公開処刑したというニュースが聞こえてきたにもかかわらずだ。

元知事は「こんな時であるほど済州フォーラムの精神である『アジアの平和と繁栄』のために北朝鮮を対話のテーブルに引き出さなければならない」として「そのためには地方自治体・民間レベルの協力が必須」と説明した。済州フォーラムを共同主催する機関の代表としての話であった。

彼は「平和を議論する済州フォーラムに北朝鮮が参加することが重要だ」として「事実、今年は北側の参加について統一部の承認を得たし、北朝鮮側とも接触した」と明らかにした。元知事によれば民族和解協力汎国民協議会(民和協)が北朝鮮の民族和解協議会と今年3月から中国の瀋陽で3回会って済州フォーラムの出席について議論した。元知事は「答はもらえなかったが対話を継続することを見れば、北側が今後も出席議論を続ける意向があるようだ」として「来年か再来年には必ず来るように努力してみる」と述べた。


彼はまた北朝鮮への「ミカン送り」にも強い意志を見せた。「1998年に始めたミカン送りは、その年の故・鄭周永(チョン・ジュヨン)現代(ヒョンデ)グループ名誉会長の『牛の群れ北朝鮮訪問(500頭をトラックに載せて北朝鮮に直接運んだ支援事業)』と一緒に南北交流・協力に突破口を開いた」として「南北関係が凍りついている今こそミカン送りを再び始めれば、今回もそのような役割を果たせるだろう」と話した。済州道は過去ミカン送りを一緒に行った民間団体の南北協力済州道民運動本部とともに現在、統一部にミカン送りの承認申請を出している状態だ。元知事は「ミカン送りは栄養摂取が足りない北朝鮮住民のための『ビタミンC協力』だ」としながら「かつてミカン送りながら済州道民が北朝鮮の招きで現地訪問さえしただけに、統一部の承認が出れば北朝鮮も受け入れるだろう」とした。



平和議論する「済州フォーラム」…北朝鮮の参加、継続推進(2)

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