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<北朝鮮恐怖統治>玄永哲の粛清…「ロシアの目に金正恩はおかしな人に映るはず」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
玄永哲(ヒョン・ヨンチョル)人民武力部長は北朝鮮の対ロシア窓口だった。このため、張成沢(チャン・ソンテク)の粛清が朝中関係に良くない影響を及ぼしたように、玄永哲の粛清で朝露関係に赤信号がついたという分析が相次いでいる。

米下院外交委員会専門委員を務めたデニス・ハルピン・ジョンズ・ホプキンス大韓米研究所研究員は14日(現地時間)、自由アジア放送(RFA)のインタビューで、「金正恩(キム・ジョンウン)はロシア戦勝節を迎えてモスクワ訪問を約束した後、その約束を破り、ロシア訪問から帰国した軍部のナンバー2をすぐに銃殺した」とし「ロシアの目に金正恩はおかしな人物として映るだろう」と述べた。また「金正恩が張成沢を処刑した後、朝中関係が疎遠になったように、玄永哲を処刑したことで朝露関係が歪む可能性もある」と予想した。

ハルピン研究員の言葉のように、玄永哲は最近ロシア関連業務に深く関与していた。昨年11月にロシアを訪問してプーチン大統領に会い、先月モスクワで開かれた国際安保カンファレンスで15分間の演説もした。当時はロシア国防長官とも会談した。


匿名を求めた対北朝鮮専門家は14日、「玄永哲部長が他の人でなくプーチン大統領を会談した人物であるだけに、ロシアの立場では処刑を指示した金正恩第1書記に反感を抱くかもしれない」と話した。

関心は、朝露関係に及ぼす影響にもかかわらず、金正恩が玄永哲を処刑した本当の理由だ。対北朝鮮業務に関与する政府当局者は「単に居眠りをしたという理由で高射銃(高射砲)で処刑するのはいくら北でも過度な解釈」とし「玄永哲部長が金正恩のロシア訪問を準備する過程で金正恩の胸中を読み取れなかったと理解する」と伝えた。北朝鮮がロシアに核関連の支持を要求したが、ロシアが拒否し、この過程で金正恩がロシア訪問を中止したが、玄永哲部長がその意中を読み取れずにロシア訪問を進めたということだ。

国家情報院の関係者も13日、「核拡散防止条約(NPT)加盟国のロシアの立場では北と核に関して異見が存在するしかなく、この点が金正恩としては負担になる側面もある」と述べた。外交安保関連の専門家は「金正恩が描こうとする外交地図はロシア・中国とそれぞれ等距離外交をすること」とし「しかし現在の中露関係は北という要素で揺れるほど弱くないというのが中露の外交チャネルの話」と伝えた。

玄永哲部長の粛清が韓国メディアによって報道された14日、北朝鮮労働党機関紙の労働新聞など官営メディアはこれに関する言及を一切しなかった。

◆米国「極度に残忍な北朝鮮政権の姿」

米国務省のラスキー副報道官代行は13日(現地時間)の記者会見で、玄永哲の粛清に関し、「衝撃的な報道が事実なら極度に残忍な北朝鮮政権の姿を見せる」と述べた。国家情報院が公開した処刑諜報に対する立場を尋ねると、「悲しくもこのような報道は初めてではない」と述べた。

一方、国家情報院は北朝鮮の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)射出実験「ねつ造」説に関し、「北の主張は相当部分が事実」と国会に報告した。国会情報委のセヌリ党幹事の李チョル雨(イ・チョルウ)議員はラジオ番組のインタビューで、「8日、北の弾道ミサイルは潜水艦ではなく水中にあるバージ船から発射された」という米国専門家の「ねつ造」主張に関し、「国家情報院は潜水艦からミサイルを発射する能力をテストしたもので、テストは成功したという正確な根拠を持っていると報告した」と明らかにした。



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