歌手で俳優のキム・ヒョンジュンが００７作戦顔負けの極秘入隊をした。所属事務所のトップであるペ・ヨンジュンも共にした。

キム・ヒョンジュンは１２日午後０時、京畿道高陽市（キョンギド・コヤンシ）陸軍３０師団新兵教育隊に入所した。入所予定時間は午後２時だったが、２時間前にはすでに到着して入所式を準備していたことが分かった。同日の入所式にはペ・ヨンジュンも付き添っていたことが確認された。

キム・ヒョンジュンの所属事務所キーイースト側は同日午後０時４０分ごろ、韓国日刊スポーツの取材に対し、「午後０時にすでに入所した。乗用車で乗り入れたので誰も分からなかったようだ」とし「駐車状況など複雑だったので静かに時間より早く入った」と伝えた。


続いて「ペ・ヨンジュンさんがキム・ヒョンジュンさんと同じ車両に乗って付き添った」とし「入隊するキム・ヒョンジュンさんを見送り、挨拶するため」と付け加えた。

同日、現場にはキム・ヒョンジュンの姿をひと目見ようと約２００人のファンが集まった。だが、キム・ヒョンジュンは所属事務所を通じて当初告知していた通りファンには特別な挨拶をせず極秘裏に入所した。

所属事務所側は１１日、「入隊当日はいかなる公式日程も行わない」とし「同日入隊する他の将兵の方々の迷惑にならないように最大限静かに入隊する。了解をお願いしたい」と伝えていた。

キム・ヒョンジュンはこれまで何度も令状が出ていたが、その度に入隊時点を先送りしていた。３月３１日にも令状が出ていたが、この時も入隊を延期していた。当時、元恋人がキム・ヒョンジュンの子供を妊娠したと主張しながらさまざまな疑惑が飛び交い、一連の事件を整理する時間が必要だったと見られる。しばらく落ち着いていたように見えたが、元恋人がキム・ヒョンジュンを相手に１６億ウォン（約１億７５００万円）の損害賠償請求訴訟を起こしたことに続き、入隊を翌日に控えた１１日には元恋人が一度流産していた事実が伝えられて大きな話題となった。

キム・ヒョンジュンは入隊するものの、今後の訴訟関連問題で論争の中心に立つのは不可避と見られている。訴訟は当事者がおらずとも法律代理人の出席だけで進めることができる。現在、キム・ヒョンジュンの所属事務所キーイーストは、キム・ヒョンジュンの訴訟の件および私生活問題と関連したすべての責任を法律代理人に委任している状況だ。