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北朝鮮の金正恩、核開発の中断などロシア訪問の前提条件を拒否

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が9日に開催されたロシアの第2次世界大戦戦勝行事に出席しなかったのは、核開発の中断などロシア側の要求を拒否したためだと、日本の時事通信が11日報じた。

時事通信は朝露交渉に詳しい関係者の言葉を引用し、「ロシアが金正恩第1書記を招請した際、ロシア訪問の前提条件として核開発の中断と弾道ミサイル実験および輸出中止を北朝鮮に要求した」とし「北朝鮮はこれを拒否し、金第1書記のロシア訪問保留を決めた」と伝えた。

ロシアは今回の戦勝行事を金正恩第1書記の「外交デビュー」初舞台とするために招請に積極的だった。プーチン露大統領の側近であるアレクサンドル・ガルシカ極東開発相は先月下旬、北朝鮮を訪問し、最終調整を図った。しかし双方は折衷点を見いだせず、ロシア政府は先月30日、金正恩第1委員長の訪問保留を発表した。北朝鮮は交渉の過程で無償援助の提供を要求したが、ロシア側が難色を示したと、時事通信は伝えた。


外交消息筋は「ロシアが朴槿恵(パク・クネ)大統領との南北首脳会談も念頭に置いて、金正恩第1書記のロシア訪問を推進した」と明らかにした。朴大統領はロシアの招請を受け、政務特補であるセヌリ党の尹相ヒョン(ユン・サンヒョン)議員を大統領特使として戦勝行事に派遣した。

北朝鮮は金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長を9日の行事に出席させた。尹相ヒョン特使と金永南常任委員長はこの日、戦勝行事後に行われた無名勇士の墓での合同献花などで自然に会い、対話をしたと、青瓦台(チョンワデ、大統領府)は10日明らかにした。



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