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光復70周年の韓国映画界、日帝の悲劇に“照準”(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

1930年代の中国上海と朝鮮京城を背景に親日派の暗殺作戦を描いた映画『暗殺』(7月末封切り)で独立軍の狙撃手オク・ユン(チョン・ジヒョン扮)が目標物を狙っているシーン。チェ・ドンフン監督は「祖国がなくなった時代を生きるさまざまな人間の選択と苦悩を描いた」と話した。(写真=ショーボックス)

光復(解放)70周年を迎えた今年、日帝時代を背景にした映画があふれている。

1930年代の親日派暗殺作戦を描いた『暗殺』(7月末公開、チェ・ドンフン監督)や1920年代に最後に残った朝鮮虎を捕まえる漁師の話を扱った『大虎』(12月公開、パク・フンジョン監督)など今年最高の話題作2本がいずれも日帝強制占領期間を背景にしている。

これだけではない。28歳で短い生涯を終えた詩人で独立活動家の尹東柱(ユン・ドンジュ)の人生を描いた『東柱』(下半期公開、イ・ジュンイク監督)は最近撮影を終え、1940年代の妓生(キーセン、芸妓)養成所の券番(花代などを受け取る組合組織)で一緒に成長した2人の妓生の人生と歌を素材にした『解語花(ヘオファ)』(パク・フンシク監督)や、日本人貴族と朝鮮人下女の話を描いた『アガシ(お嬢さん)』(パク・チャンウク監督)もまもなく撮影に入る。6月中旬に公開されるミステリー『京城学校:消えた少女』(イ・ヘヨン監督)は1938年京城近郊の寄宿女学校で起きるミステリー一事件を扱う。


このほか抗日武装団体「義烈団」を素材にした『密偵』(キム・ジウン監督)、1920年の洪範図(ホン・ボムド)将軍が率いる独立軍が日本軍を打ち破った戦闘を描いた『鳳梧洞(ポンオドン)戦闘』(キム・ハンミン監督)、伊藤博文を狙撃した安重根(アン・ジュングン)義士の話を扱った『ハルビン』(ヤン・ユノ監督)なども準備段階にある。朝鮮の最後の王女・徳恵翁主(トクヘオンジュ)の悲運の人生を描いた『徳恵翁主』(ホ・ジノ監督)もまもなく制作に入る。

『王になった男』『観相』『逆鱗』など朝鮮時代史劇にはまっていた忠武路(チュンムロ、韓国映画界を指す)が日帝時代に注目する理由は何か。スター俳優や興行監督、莫大な資本などのパッケージで史劇から利益を得た映画界が、新しい話を探すために日帝時代に目を向けているという分析が支配的だ。同じ時期を扱ったが興行に成功できなかった『モダンボーイ』『ワンス・アポン・ア・タイム』(2008)などの映画に比べはるかに商業的でジャンル的な企画が可能になったという話だ。



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