世界最強の軍事同盟になったというのに感激しないはずはない。さらに「軍隊のない国」の70年の歳月に終止符を打ったのだから。安倍首相は感慨に浸り、賛辞を惜しまなかった。米国は日本民主主義の恩師であり、西側世界の一員になったことは正しい選択だったと語った。原爆被爆国であり敗戦国の心情を十分に理解するというように、戦勝国の米国は日本を抱擁した。真珠湾空襲、レイテ湾海戦は遠のき、あたかも両国が仲良く太平洋を分けていた1919年以前に戻ったようだ。そこまでは第3国として何も言えない。しかし植民地国の血がにじむ歴史はどこへ行ったのか。過去の帝国の新しい結合なら、少なくとも帝国主義が犯した人類史的犯罪に言及してこそ正しい。
米国の植民地は官僚間接統治で、日本は軍部直接統治だったことは誰もが知っている。直接統治も天皇にのみ従属する形態だった。牽制のない暴圧政治がそのために可能だった。日本は善良な近隣諸国を銃刀で踏みにじった罪を一つ一つ告げてこそ、民主国家の資格を取得する。戦後、西側世界の一員になったのなら、なぜ韓国を「西側との聖戦」に追いやったのか理解と許しを求めなければならない。米国戦没将兵だけを哀悼するのではなく、徴兵、徴用された数十万人の韓国人と虐殺された中国人がいる。終戦70年目に初めて招請された米議会演説であるだけに、「アジア諸国民に苦しみを与えた」「痛切な反省」などの包括的な表現でごまかすべきではなかった。慰安婦問題が「韓国疲労症」を生んでいるのかは知らないが、それは帝国的犯罪の象徴であり雷管だ。ところが安倍首相は「人身売買」という商業的用語で本質を糊塗し、南京虐殺には言及もしなかった。なぜか。
米国の植民地は官僚間接統治で、日本は軍部直接統治だったことは誰もが知っている。直接統治も天皇にのみ従属する形態だった。牽制のない暴圧政治がそのために可能だった。日本は善良な近隣諸国を銃刀で踏みにじった罪を一つ一つ告げてこそ、民主国家の資格を取得する。戦後、西側世界の一員になったのなら、なぜ韓国を「西側との聖戦」に追いやったのか理解と許しを求めなければならない。米国戦没将兵だけを哀悼するのではなく、徴兵、徴用された数十万人の韓国人と虐殺された中国人がいる。終戦70年目に初めて招請された米議会演説であるだけに、「アジア諸国民に苦しみを与えた」「痛切な反省」などの包括的な表現でごまかすべきではなかった。慰安婦問題が「韓国疲労症」を生んでいるのかは知らないが、それは帝国的犯罪の象徴であり雷管だ。ところが安倍首相は「人身売買」という商業的用語で本質を糊塗し、南京虐殺には言及もしなかった。なぜか。
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