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6・15共同行事ための南北実務接触…朴政権で初めて承認

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
政府が4日、6・15南北共同宣言15周年共同行事のための南北事前接触を承認した。6・15共同行事に関連する南北接触が承認されたのは2010年以来5年ぶりで、朴槿恵(パク・クネ)政権では初めて。

統一部の当局者は「北が敏感に反応してきた韓米連合トクスリ訓練が先月24日に終了した後、6・15宣言15周年と光復(解放)70周年を控え、南北関係にモメンタムを用意する必要が強まった」と述べた。この当局者は、今月末を目標に推進されている故金大中(キム・デジュン)大統領夫人・李姫鎬(イ・ヒホ)氏の訪朝などとともに、南北間の不通局面に突破口が用意される可能性に目を向けていると付け加えた。

統一部は年初から6・15共同行事を承認するかどうか頭を悩ませてきたという。ある当局者は「政治色を帯びる場合、行事の趣旨である韓半島(朝鮮半島)の平和に反する結果がもたらされるという指摘もあった」と話した。


こうした中、北側と共同行事を推進している「光復70周年、6・15共同宣言発表15周年民族共同行事準備委員会」が「6・15宣言15周年とともに光復70周年を記念して、南北民間の文化・学術・体育行事を開く」として先月30日、統一部に南北接触申請書を提出し、統一部は4日に承認を発表した。統一部の別の当局者は「今回の接触は非政治的な行事を通じて民族の同質性を回復するという点を考慮して受け入れた」と伝えた。

政府が接触を承認したことで、南側準備委の代表団5人をはじめとする関係者8人は5、6日、中国瀋陽で北側の関係者に会い、行事推進案について議論する手続きを踏む。北側からはキム・ワンス6・15共同宣言実践北側委員会委員長を筆頭とする代表団が出てくる予定だ。南側準備委は以前に来月14-16日にソウルで6・15共同宣言記念南北共同行事を開催すると明らかにした。共同行事が実現することになれば、2008年6月以来7年ぶりとなる。

慶南大の金根植(キム・グンシク)教授(北朝鮮学)は「政府が苦心の末、勝負をかけた」とし「執権3年目のこの政府にとって今年6-8月は最後の機会」と述べた。

統一部は先月27日には民間団体エースキョンアムが申請した肥料15トンの対北朝鮮支援を承認し、1日には地方自治体の南北社会・文化交流を認める案を発表した。韓国政府が最近相次いで見せている融和策に北朝鮮が呼応するかどうかは不透明だ。

西江大のキム・ヨンス教授(北朝鮮政治)は「北側が要求してきた5.24対北制裁措置を解除せず民間だけを認めたというのが今回の措置の特徴」とし「南北関係の不通に対する責任を北側にも押しつけた姿」と話した。

一方、北朝鮮は4日、板門店(パンムンジョム)チャネルを通じて、国際女性運動家が推進中の非武装地帯(DMZ)徒歩横断行事「ウィメン・クロスDMZ(Women Cross DMZ)」に関する通知文を送ってきた。24日に女性運動家が北側から板門店(パンムンジョム)を通過して南側で入る計画という内容だ。統一部は「関連部処と協議を経て必要な措置を取っていく」と明らかにした。



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