28日午前8時30分(現地時間)、日本の安倍晋三首相の講演が予定されていた米ハーバード大学ケネディ行政大学院(ケネディスクール)正門前。「慰安婦被害者に正義を」「歴史は書き直せない」等のプラカードを持ったハーバード大学の学生たちが一人二人と集まり始めた。学生数は瞬く間に100人余りに増えた。米国・中国・日本・インドネシアなど国籍や人種を超えた学生たちだった。学生たちは1人で沈黙デモ(サイレントデモ)を行っていた慰安婦被害者の李容洙(イ・ヨンス)さんに寄り添った。安倍首相は李さんとデモ隊を避けて正門ではなく裏口から会場に入場した。
同日のデモを主導したのはハーバード大韓国人学生会長であるチェ・ミドさん(21、社会学科2年生)と韓国系米国人クローディン・チョさん(22、社会学科4年生)。2人は社会運動に関する授業で安倍首相が訪米するという便りに初めて接した。「瞬間的に何かすべきだと強く思いました。クローディンさんも同じ考えでした」。
意気投合した2人はデモの準備に着手した。ハーバード大学の各種学生団体と接触し、フェイスブックなどソーシャルメディアを活用しながらハーバード・キャンパスに慰安婦イシューを伝え始めた。安倍首相の謝罪を促すために、前日ボストン入りしていた李容洙さんとハーバード大学生たちの「対話の時間」も用意した。若くして日本軍に強制連行されて性的奴隷として生きることを強いられた李容洙さんの話に、学生たちは涙を抑えることができなかった。李容洙さんと出会ったことは、学生たちが翌日のデモに参加する決意を固めるきっかけになった。チェさんは電子メール等を通して「あなたの(デモ)30分が非常に大きな変化を起こすことができる。必ず参加しTほしい」とデモ参加を促した。学生たちと一緒に、当日会場で安倍首相にぶつける予定だった質問も準備した。質問は経済学科のチェ・ミンウさん(20)が担当することになった。
しかし、安倍首相は日本政府が第2次世界大戦中に数多くの女性を強制的に性的奴隷としたことに介入したという歴史的事実に対して、認めることも謝ることもなかった。「安倍の回答に怒りを抑えることができませんでした。人身売買(human trafficking)と言うのは日本政府の責任を回避することではありませんか」。
チェさんは「慰安婦問題は、誰かのお母さんでありおばあさんであり、妹であるだろう身近な人々に起きたこと」としながら「まだ未解決だということがとても恐ろしい」と話した。
チェさんは大元(テウォン)外国語高等学校を卒業した後、ハーバード大学に入学した。大元高校時代、カンボジアやネパールの小学生に図書館を建てるサークル(WHAF)を作って活動した。チェさんは「構造的な暴力で苦痛を受けている人々を助ける仕事、、女性や児童の人権を保護する仕事をしたい」と話した。
同日のデモを主導したのはハーバード大韓国人学生会長であるチェ・ミドさん(21、社会学科2年生)と韓国系米国人クローディン・チョさん(22、社会学科4年生)。2人は社会運動に関する授業で安倍首相が訪米するという便りに初めて接した。「瞬間的に何かすべきだと強く思いました。クローディンさんも同じ考えでした」。
意気投合した2人はデモの準備に着手した。ハーバード大学の各種学生団体と接触し、フェイスブックなどソーシャルメディアを活用しながらハーバード・キャンパスに慰安婦イシューを伝え始めた。安倍首相の謝罪を促すために、前日ボストン入りしていた李容洙さんとハーバード大学生たちの「対話の時間」も用意した。若くして日本軍に強制連行されて性的奴隷として生きることを強いられた李容洙さんの話に、学生たちは涙を抑えることができなかった。李容洙さんと出会ったことは、学生たちが翌日のデモに参加する決意を固めるきっかけになった。チェさんは電子メール等を通して「あなたの(デモ)30分が非常に大きな変化を起こすことができる。必ず参加しTほしい」とデモ参加を促した。学生たちと一緒に、当日会場で安倍首相にぶつける予定だった質問も準備した。質問は経済学科のチェ・ミンウさん(20)が担当することになった。
しかし、安倍首相は日本政府が第2次世界大戦中に数多くの女性を強制的に性的奴隷としたことに介入したという歴史的事実に対して、認めることも謝ることもなかった。「安倍の回答に怒りを抑えることができませんでした。人身売買(human trafficking)と言うのは日本政府の責任を回避することではありませんか」。
チェさんは「慰安婦問題は、誰かのお母さんでありおばあさんであり、妹であるだろう身近な人々に起きたこと」としながら「まだ未解決だということがとても恐ろしい」と話した。
チェさんは大元(テウォン)外国語高等学校を卒業した後、ハーバード大学に入学した。大元高校時代、カンボジアやネパールの小学生に図書館を建てるサークル(WHAF)を作って活動した。チェさんは「構造的な暴力で苦痛を受けている人々を助ける仕事、、女性や児童の人権を保護する仕事をしたい」と話した。
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