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安倍首相「アジア諸国民に苦しみ与え」…ひと言で過去の歴史に蓋をした(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
日本の安倍晋三首相が29日(現地時間)、米国議会の上下院合同演説で日米の過去の歴史の清算を通した日本の「普通の国」化を図った。「米国と日本の同盟を強化するべきであり、これが私たちの義務」と強調しながらだ。米議員は起立拍手で呼応をした。

安倍首相がこの日に立った米下院本会議場の演壇は、1941年12月8日に真珠湾攻撃が勃発した翌日にフランクリン・ルーズベルト大統領が日本に対して宣戦布告をした場だ。まさにここで安倍首相は、かつての敵だった両国の和解を「歴史の奇跡」と呼んだ後、「日米同盟を希望の同盟と呼ぼう」と主張した。太平洋戦争の敗戦国だった日本の首相が初めて合同演説に立ったのは、真珠湾攻撃の過去の歴史を完全に解消する象徴をこえて米国の最側近の友邦として位置づけようとする“新”日米同盟時代の出発点だ。

安倍首相は演説で、自身が第2次世界大戦メモリアルを訪れた事実を取り上げて「真珠湾(攻撃)、バターン・コレヒドール(死の行進)、珊瑚海(海戦)などの記念館に刻まれた戦闘が自分の心に交差し(戦死した)米国の若者の失われた未来と夢を思った」として「深い悔悟を胸に、しばしその場に立って黙とうをささげた」と明らかにした。安倍首相はまた、太平洋戦争の時に日本の硫黄島に上陸した米軍参戦勇士ローレンス・スノードン元中将を取り上げて「傍聴席に座っている彼のそばには、硫黄島戦闘の指揮官の孫である新藤義孝・自民党議員が座っている」として「熾烈に戦った敵は心でつながった友人になった」と強調した。


安倍首相は戦後の米国の支援も強調して米国議員たちに食い込んだ。彼は「70年前の日本は灰だったが米国市民が毎月子供たちのためのミルクやセーターはもちろん2036頭のヤギまで送ってくれた」と明らかにした。安倍首相は「戦後、世界の平和と安全は米国のリーダーシップがなかったならば不可能だった」とも強調した。57年米国議会で演説した母方の祖父・岸信介元首相に言及して「日本は米国との同盟の道によって西欧世界の一員として歩んできた」として米国を支持してきた日本の歩みを前に出した。安倍首相は引き続き「国際協力の原則に基づく積極的な平和貢献」を強調した。これは米国議会において拍手で公認される日本の「普通の国」化を目指したものだ。



安倍首相「アジア諸国民に苦しみ与え」…ひと言で過去の歴史に蓋をした(2)

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