今回の円安は過去と大きく違う。まずスピードが過度に速い。円に対するウォンの価値はアベノミクスが本格化した2012年6月からの2年11カ月間で68%上がった。日本と海外市場で宿命のように争っている韓国企業の立場では対処する時間がそれだけなかったという話だ。自動車、船舶、石油化学…。韓国の主力輸出品目はすでに大きな打撃を受けている。1~3月期の輸出が前年同期より2.8%減ったのも円安のショックによるところが大きかった。
2番目に今回の円安は日本政府の意図的戦略の結果だ。「近隣窮乏化政策」という批判にもかかわらず、無制限の金融緩和で作り出した円安だ。日本の輸出が回復した分だけ競争関係である韓国の輸出が縮小するほかない構造だ。3番目、日本の格付け下落で円安の構造的長期化の兆しが明確になったということだ。それでも日本は当分量的緩和措置を中断する兆しがない。こうした傾向が続けば来年にはウォン円相場が800ウォン台を下回りかねないという見通しも出ている。
2番目に今回の円安は日本政府の意図的戦略の結果だ。「近隣窮乏化政策」という批判にもかかわらず、無制限の金融緩和で作り出した円安だ。日本の輸出が回復した分だけ競争関係である韓国の輸出が縮小するほかない構造だ。3番目、日本の格付け下落で円安の構造的長期化の兆しが明確になったということだ。それでも日本は当分量的緩和措置を中断する兆しがない。こうした傾向が続けば来年にはウォン円相場が800ウォン台を下回りかねないという見通しも出ている。
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