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恐怖のカトマンズ…余震20回で数千人が広場に野宿(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「未明2時から3時間ごとに余震が続きました。怖くて一睡もできませんでした」。

ネパールのカトマンズで韓国人観光ガイドとして9年働いているアシク・スレスタさん(44)の話だ。26日カトマンズで会った彼は当時の緊迫した状況を伝えた。休日の土曜の昼、家の前庭で過ごしていた彼は、突然地面が揺れるのを感じた。家の中にいた妻と2人の娘のところに行こうとしたが足を踏み出せないほど大きく地面が揺れ動いた。周辺の建物が1つ2つと崩れ始めた。

彼は「このままでは死ぬかもしれないという恐怖が押し寄せた」として「家族らと避難しようとしたが、とうてい身を動かすことはできず、床にしばらくうつ伏せになっていた」と話した。彼が心の慰めにしているのは家族が無事だったということ、そして学校が休日だったので大規模な人命被害を避けられたという点だ。


マグニチュード(M)7.8の強震が発生して2日目の夜を迎えた住民たちは道端に放り出された。26日の1日だけでM6.6をはじめ20回余りにわたる大小の余震が発生した。家を失った人々は夜中の街をさまよっていた。街中の広場に数千人が集まって毛布を肩にかけながら段ボールの上に体を横たえていた人もいた。

スレスタさんは「停電になったせいで夜にはあかりが1つもともらなかった」としながら「26日午前に救助隊が到着したが、状況がもっと悪いと思われる地域に移動して、現在は何の救助も受けられずにいる」と話した。スレスタさんは「救助された負傷者も適時に助けられず路上で亡くなっている」として「医療スタッフや救急医薬品、家を失った人のための衣類と食糧が急務だ」と強調した。

この日午後、記者が搭乗した旅客機が中国広州を離陸してネパールの関所カトマンズのトリブバン国際空港に着陸すると、すでに世界じゅうから派遣された救助隊が目についた。当初、航空機の離着陸時の安全を憂慮して空港を閉鎖していたネパール当局は地震発生から1日たって空港を再開した。絶望よりも復旧と救助に向けた希望がより大きいように見えた。



恐怖のカトマンズ…余震20回で数千人が広場に野宿(2)

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