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韓国、先進的な原子力国家に…核再処理の許容は予測困難

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
ロバート・アインホーン元米国国務部非拡散・軍縮担当特別補佐官は23日、韓米原子力協定交渉について「先輩・後輩間の協定ではなく同等な存在の間のパートナーシップ」と話した。米ブルッキングス研究所の首席研究員であるアインホーン元特別補佐官は韓国記者との電話会見(カンファレンス・コール)で「韓国はもはや最も先進的な原子力国家の1つになった」とし、このように強調した。アインホーン元特別補佐官は2013年5月まで韓米原子力協定改定交渉の米国側首席代表を務めた。

特に韓国がウラニウム濃縮やパイロプロセッシング(乾燥式再処理方式)による使用後核燃料の再処理ができるようになったかを尋ねた質問に対し「予測するのは容易でない」とし、「(米国内で)事前同意の決定は多様な要因によって左右されるだろう」と話した。以下は問答。

--協定内容に対してどのように評価するか。


「韓国と米国ともに利益になるウィン・ウィンの結果だ。1974年に韓国と米国が結んだ原子力協定と多くの面で違いがある。(元交渉代表として)相当な関心を持って今回の交渉の進行過程を見守った。協定に含まれた内容は非常に良いアイディアだと思う」

--米国ではどんな手続きが残っているか。

「米国の国務省とエネルギー省長官が公式にこの協定に同意するという事実をオバマ大統領に報告しなければならない。国務省長官は仮署名した韓米原子力協定が米国の核非拡散政策に反しないという点を明記しなければならない。そうすればオバマ大統領は行政府参謀から多様な見解を参考にしてサインするだろう。その後、議会に渡されて検討する過程を経るだろう。議会は重要な同盟国の要求と懸念について尊重すると思う」

--濃縮と再処理を明らかに禁止するという「ゴールド・スタンダード」が除外された。韓国の濃縮とパイロプロセッシングは可能だろうか。

「今後、実務または高位レベルで具体的な交渉をしなければならない部分だ。韓米が共同で作業しなければならないことがあるということだ。そうした点で予測は容易ではない。パイロプロセッシングは研究室レベルで進行している方式だ。そのため、実際の商業的・産業的レベルではまだ立証されていない。(韓国が実際に適用するためには)双方が共同で実地実験などをすることになるだろう。今回の協定で合意した電解還元(パイロプロセッシングの前半部工程で高い熱を発生させる元素を除去する過程)に対する研究開発は(パイロプロセッシングを産業に活用するために)重要な土台になるだろう。濃縮の場合、濃縮燃料に関する韓国の需要と安定的需給を確保する能力、費用などが変数になるだろう」

--改定された協定がウィン・ウィンならば米国にとってはどんな利益があるか。

「もう一度言うが、今回の交渉結果は韓国と米国ともに利益になるウィン・ウィンだ。米国が韓国を民間レベルの(核)エネルギー分野でパートナー国家の中の1つとして協力を進められるという点で米国にとって利益になる。これは大変重要だ。米国が核エネルギー産業に関心を傾けている状況で韓国との協力が可能だろう。また、韓国は核非拡散に協力している国なので米国の非拡散政策にも支障がないだろう。このため、非拡散を担保しながらも核エネルギー開発に有用なお互いの利益を達成した結果だと見ることができる」



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