朴槿恵大統領が22日午後(現地時間)、チリ首都サンティアゴの大統領宮でミチェル・バチェレ大統領と首脳会談を行った。朴大統領とバチェレ大統領が首脳会談に続いて開かれた協定署名式でペンを手に話を交わしている。朴大統領は署名式の後、バチェレ大統領からペンの贈り物を受け取った。
朴大統領は同日、シェラトン・サンティアゴホテルで開かれた行事で「一つの手ではもう片方の手を洗うが、両手では顔を洗う」というチリことわざを引用して「両国の経済人がパートナーシップを持って信頼関係をより一層強固にしていくなら、より大きな成功の実を結ぶことができる」と明らかにした。同日の相談会には韓国企業47社とチリ企業115社が参加して合計165件の相談が進められた。このうち19件(2億2300万ドル、約2400億ウォン相当)は実質的成果が期待されると青瓦台(チョンワデ、大統領府)は明らかにした。
朴大統領はどの訪問国でも必ずビジネスフォーラムを開催している。安鍾範(アン・ジョンボム)青瓦台経済首席は「一対一相談会に対する韓国側の中小・中堅企業の参加率も高いが、現地企業はもちろん近隣国家の企業まで参加して重要な契約が取り交わされている」と説明した。
コロンビアやペルーにおける相談会の結果も合算すると、ビジネスフォーラムには韓国企業66社が、相手国は企業373社(コロンビア106、ペルー152、チリ115)が参加した。
3カ国の相談会を通じて合計561件(コロンビア155、ペルー241、チリ165)の相談が行われた。このうち56件で4億6400万ドル(約5000億ウォン)が実質契約として成就するだろうと青瓦台は伝えた。安首席は「済州道(チェジュド)で小型船舶エンジンを生産している現代機械工業は年間売上高80億ウォン(約8億84000万円、2014年基準)に過ぎない中小企業だが、一対一ビジネス相談会でベネズエラ船舶エンジン企業との相談がうまくいき、1500万ドル(約152億ウォン)の契約を取った」とし「コーヒー宗主国である中南米から輸入したコーヒー原料を韓国で加工して再輸出する相談も行われた」と紹介した。
朴大統領は23日午前、南極世宗(セジョン)科学基地アン・インヨン越冬研究隊長と電話で話をした後、最後の訪問地であるブラジル首都ブラジリアに到着した。
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