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「安倍、歴史直視できず」→「難題を棚上げ」…日中は解氷期(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
中国の習近平国家主席と日本の安倍晋三首相による22日の首脳会談は意外だった。韓国外交部は前日までも両国が30分間という「長い」首脳会談をするとは予想していなかった。アジア・アフリカ会議であるため顔を合わせる程度とみていた。

しかし日中間の雰囲気を記者はすでに20日、中国本土で体感していた。韓日中3カ国協力事務局(TCS)が主催する3カ国記者団交流プログラムの一環として北京を訪問し、中国外務省アジア大洋州局の洪亮副局長に会った席でだ。日中関係について尋ねると、すぐに彼は「日中がお互い傷つけ合えばマイナスになるだけだ」と答えた。昨年4月3日、彼は韓日中関係の悪化を述べながら「日本の指導者が歴史を直視しないため」と一喝した。感情的な発言に日本の記者らが「適切でない」と反論までした。

その洪副局長が1年間に変わった。韓日関係に口を挟むほど変心した。「中日と韓日の間には解決するイシューが多いが、解決が難しければしばらく棚上げする知恵も必要だ。できることをし、傷つけることはしてはいけない。難しいことを解決しようとすれば国家関係に亀裂が生じ、協力の機会を失うことになる」。


変わったのは中国外務省だけではなかった。21日に中国外交学院で会った国際関係研究所の周永生教授は「メディアが『安倍首相が軍国主義に向かっている』というが、正確にいえば『安倍首相に軍国主義の傾向がある』ということ」とし「これは完全に違うものだが、相手国について明確に理解せず報道している」と述べた。昨年は日本の歴史歪曲を批判していた周教授だ。別の教授も「韓日中間の協力がうまくいくことも多いが、なぜメディアは否定的な面ばかり浮き彫りにするのか」と記者に話した。

日本に対する中国の態度が過去の歴史葛藤と協力を分離して対応するツートラック戦略に変わったことをはっきりと感じることができた。日本もそれを感じたようだ。プログラムに参加した日本の記者は「昨年11月の日中首脳会談以降、両国の雰囲気が間違いなく良くなっている。取材現場でこれを体感する」と述べた。



「安倍、歴史直視できず」→「難題を棚上げ」…日中は解氷期(2)

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