中国、安倍首相の靖国供物奉納を批判…「歴史直視・反省の約束守るべき」

2015.04.22 10:49

中国政府は、安倍晋三首相が靖国神社の春季例大祭に合わせて供物を奉納したことについて、改めて歴史直視と反省を促した。

中国外交部の洪磊報道官は２１日（現地時間）、定例ブリーフィングで「靖国神社に対する中国の立場は一貫してはっきりしている」としながら「日本の指導者は侵略の歴史を直視して反省するという歴代内閣の約束と態度を徹底して守るべき」と明らかにした。

続いて「関連問題を適切に処理し、実際的な行動を通じてアジアの隣国および国際社会の信任を得なければならない」と日本側に促した。

洪報道官はまた、安倍首相が戦後７０周年談話に植民支配と侵略に対する謝罪を含まない意向を示唆したことについても歴史直視と反省に触れながら正しい判断を促した。