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<成完鍾リスト波紋>潘基文にまで飛び火…「忠清待望論は完全に消えた」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

李完九首相が20日、ソウル汝矣島63ビルで開かれた「第35回障害者の日記念式」に出席した。辞任圧力を受けている李首相は、4・19記念式に続いて2日連続で予定通りに外部の日程を消化した。

「死んだ成完鍾(ソン・ワンジョン、元京南企業会長)が生きている李完九(イ・ワング、首相)と潘基文(パン・ギムン、国連事務総長)を追い出した」。

忠清(チュンチョン)地域のセヌリ党初当選議員は20日、「成完鍾リスト」波紋を話す間、「死せる孔明、生ける仲達を走らす(死孔明走生仲達)」という三国志の故事成語に触れながらこのように述べた。成完鍾波紋が広がった後、政界の忠清出身者はため息をついている。昨年夏まで次期大統領候補世論調査で潘事務総長がトップに立ち、忠清待望論に火がついた。特に2月に李首相が指名されると、忠清待望論には競争構図まで組まれる雰囲気だった。新政治民主連合でも「安熙正(アン・ヒジョン)忠清南道知事が大きな夢を見ている」という言葉が出ていた。しかし成完鍾波紋は忠清待望論を“大亡(大きく滅びる)”に変えている。先週のセヌリ党忠清出身議員の会合では実際にこうした憂慮と虚脱感が見られたという。

国会経済分野の対政府質問があった15日、セヌリ党の忠清議員7人がソウル汝矣島(ヨイド)で昼食会を開いた。忠清北道清州(チョンジュ)が選挙区の鄭宇沢(チョン・ウテク)政務委員長が決めた昼食会だった。鄭委員長のほか、李荘雨(イ・ジャンウ)議員(大田東区)、金泰欽(キム・テフム)議員(保寧-舒川)、金賢淑(キム・ヒョンスク)議員(比例代表、清州出身)、朴昌植(パク・チャンシク)議員(比例代表、提川出身)が出席した。この日の対政府質問では、李首相が昨年8月以降、成氏と23回会ったという疑惑が浮上した。昼食会では成氏の話が行き来したという。当時出席したある議員は「議員の間では、成完鍾波紋が忠清地域に広がって心配だという話が多かった」とし「成氏の気持ちは理解するが、10年前のことまですべて暴露すればどうなるのかという声もあった」と伝えた。別の出席議員は「李首相が院内代表から首相に抜擢された当時は『忠清待望論』があったが、いまはすべて台なしになった」と話した。


翌日の16日には忠清北道議員が集まった。父の故郷が忠清北道永同(ヨンドン)の羅卿ウォン(ナ・ギョンウォン)国会外交統一委員長が用意した昼食会だった。羅委員長と鄭宇沢議員、朴徳欽(パク・ドクフム)議員(報恩-沃川-永同)、慶大秀(キョン・デス)議員(槐山)が出席した。出席者によると、この日の昼食会でも「李首相は成氏と親しくないという話をしたことでつまずいたようだ」 「3000万ウォン(約330万円)疑惑より李首相の言葉の言い換えが問題であるようだ」という話が交わされたという。その後、成氏が生前のインタビューで「李首相が企画捜査をしたのは、私が潘基文(パン・ギムン)国連事務総長と親しいため」と主張したことが伝えられ、「忠清待望論が完全につぶれた」という声まで出ている。



<成完鍾リスト波紋>潘基文にまで飛び火…「忠清待望論は完全に消えた」(2)

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