李首相は先月31日、北京人民大会堂の香港庁でFTの編集責任者ライオネル・バーバー氏と事前質問紙なく行われたインタビューでこのように述べた。バーバー氏は「昨年11月の中国の習近平国家主席と安倍晋三首相の会談を挙げ、日本の指導者は日中関係がすでに改善されたと話している」とし「日本政府が準備中の第2次世界大戦終戦70年談話で両国関係にまた問題が浮上するだろうか」と尋ねた。李首相は「日中関係は依然として難しい時期にある」と述べたうえで、「関係改善のためには日本が第2次世界大戦時期の歴史を直視し、当時の歴史的教訓を受け入れなければいけない」と強調した。
李首相は「あなたもおそらく日本で『戦争は70年前に終わった。すべて過ぎた世代のことなのに中国はなぜこの問題にこだわるのか』と話すのを聞いたはず」とし「中国がこだわるのではなく、歴史は決して忘れることができないものだ」と述べた。続いて「人類が過去70年間、世界大戦を経験していないのは『愚かな戦争』の教訓を生かしたため」と話した。