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<W杯サッカー>日本「対戦運最高…ISテロ心配」 ブータン「最強韓国・日本と会えず残念」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
2018年開催のロシア・ワールドカップ(W杯)アジア地域第2次予選の組み合わせ抽選が終わり、アジア大陸にW杯の春風が吹き始めた。9大会連続の本戦行きに挑戦する韓国から、史上初めてW杯予選に参加したブータンまで参加チーム40カ国の目標は全て「ロシア行チケット」だ。組分けと競技日程により国々の間に悲喜が交錯している。

日本は組み合わせ抽選の結果に大満足だ。シリア・アフガニスタン・カンボジア・シンガポールなど格下のチームと同組となった。ヴァヒド・ハリルホジッチ日本代表チーム監督は「いいグループに入った」と話した。問題は競技場所だ。シリアとアフガニスタンは中東の武装団体「イスラム国(IS)」が根拠地としている国々だ。今年初めにISに人質として捕まり斬首された日本人ジャーナリストの後藤健二さんもシリアに滞在していて被害に遭った。遠征試合にやって来た日本代表チームや応援団がテロの標的になる可能性もある。スポーツ報知や中日スポーツなど日本メディアは「日本政府が『渡航危険度が最も高いレベル』を適用して訪問を制限している国々だ。アウェー戦を行うのは適切でない」として懸念の色をにじませた。

2002年韓日ワールドカップ以来、16年ぶりの本戦行きに挑む中国は、習近平国家主席の前面的な支援の中で“反乱”を準備中だ。C組の中国はカタール・モルディブ・ブータン・香港と対戦する。韓国人・金判坤(キム・パンゴン)監督率いる香港が1997年の中国返還以来、中国戦5戦5敗の侮辱を雪ぐチャンスになるか、関心を集めている。


第1次予選でスリランカに2連勝を収めて異変を起こしたブータン(163位)も注目のチームだ。先月までのFIFA(国際サッカー連盟)ランキングで最下位(209位)だったブータンは一気に46ランク引き上げた。ブータンの英字新聞「クエンセル」は「再び世界を驚かせるという希望を持っている。残念なのは欧州で活躍中の選手で構成された韓国や日本と同じ組に属せなかったこと」と明らかにした。

北朝鮮(H組)は粘り強い守備で最終予選進出を狙う。Aマッチ評価試合の経験はそれほどないが、代表チームを実業リーグに参加させて実戦経験を積ませている。スイス留学時代、欧州サッカーに接した金正恩(キム・ジョンウン)第1書記はマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)の熱血ファンとして知られている。

F組は東南アジアサッカーの盟主を分ける激戦場になる展望だ。東南アジア諸国連合(ASEAN)の国々が所属しているASEANサッカー連盟(AFF)で、FIFAランキングが最も高いベトナム(125位)、昨年のASEAN杯チャンピオンのタイ、アジア国家として初めてW杯本戦に出場したインドネシア(1938年フランスW杯、当時の名前はオランダ領東インド)が同じ組に編成された。



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