ベ・サンムン（２９）がマスターズ第４ラウンドで１アンダーをマークし、イーブンパーの３３位に競技を終えた。まだ兵役を終えていないベ・サンムンは２月、兵役法違反容疑で大邱（テグ）地方兵務庁に告発された状態だ。

ベ・サンムンはマスターズに出場した韓国選手のうち最も好成績を出した。しかし国内の世論はよくない。ベ・サンムンが第３ラウンドを終えた後、「１２位以内に入賞して来年もマスターズに出場するのが目標」と話したという記事がインターネットポータルサイトに掲載されると、１００人以上がコメントを書き込んだ。

ネットユーザーは「（来年も自動出場権を確保したいという言葉は）来年も軍隊に行かないという意志を見せるものだ」と怒りを表した。あるネチズンが「結局、軍隊には行かないことにしたのか」とコメントをすると、ここに２７件の意見が書き込まれた。


「ベ・サンムンは国威を宣揚するというより本人の利益のために活動しているため、兵役免除は適切でない」という意見が多かった。「ほとんど３０歳になるまで軍隊に行かないのは兵役を履行する意志がなかったのでは」という意見も出てきた。

ベ・サンムンを擁護する内容もあった。「政治家は軍隊から抜け、スポーツ選手にだけ兵役義務を強要するのは公正でない」「国威宣揚中の人に軍隊の話をするのは適切でない」という意見だった。

しかしベ・サンムンを非難するコメントを支持する人が９５％にのぼった。国内のゴルフファンはベ・サンムンの行動が間違っていると考えている人が圧倒的に多い。大会開幕前のイベント大会パー３コンテストにベ・サンムンのキャディーとして参加した韓流スターのペ・ヨンジュンを非難する人もいた。

ベ・サンムンは兵務庁の国外旅行延長不許可に異議申し立てをし、行政訴訟を起こしながら米国で活動している。訴訟は１年以上かかるとみられる。ベ・サンムンは米国の永住権を持ち、米国で活動するのにいかなる支障もない。