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<セウォル号>「船体引き揚げ、技術的問題ない」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
沈没したセウォル号を引き揚げるのは技術的に可能だという政府タスクフォース(TF)の検討結果が出た。セウォル号をまるごと引き揚げする方式だ。まずセウォル号にチェーンを掛けて3メートルほど持ち上げた後、流速が速くない東巨次島(トンゴチャド)まで2.3キロ移す案が有力だ。ここであらかじめ海底に沈めておいたフローティングドック(空気を注入して船を引き揚げるバージ船型の装備)にのせ、空気を注入して浮上させる。

海洋水産部セウォル号船体処理技術検討TFは10日、こうした内容の報告書を公開した。海洋水産部は今月末までに最終報告書を作成し、中央災害安全対策本部に提出する予定だ。中央災害安全対策本部はこれを基礎に多くの意見を集めた後、引き揚げるかどうか最終決定する。

パク・ジュングォン海洋水産部港湾局長は「セウォル号が沈没した孟骨(メンゴル)水道周辺の潮流は激しいが、引き揚げに技術的な問題はない」と述べた。引き揚げ期間は約1年かかり、5月初めに引き揚げが決定しても、実際にセウォル号の姿を水上で見るのは来年5月ごろになるということだ。費用は1000億ウォン(約110億円)程度と推算されるが、気象の影響で引き揚げ過程に問題が発生すれば1500億-2000億ウォンまで上がると予想される。

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