韓国銀行(韓銀)が9日、今年の物価上昇率を0.9%に下方修正した。3カ月前の1月の予想値(1.9%)の半分以下だ。たばこ値上げ効果を除けば0.32%となり、韓国経済が過去に経験したことのない数値だ。韓銀は今年の経済成長率予測値も3.4%から3.1%に引き下げた。低物価と低成長が固着化するというデフレ論争に韓銀が火をつける格好となった。
韓銀の予測通りになる場合、今年の物価上昇率は通貨危機直後だった1999年(0.8%)以来の0%台となる。月間消費者物価上昇率は昨年12月から3月まで4カ月連続で0%台にとどまっている。たばこ値上げ効果(0.58%ポイント)を除けば2カ月連続で事実上のマイナスだ。物価が全般的に下落し、景気低迷が長期化するデフレに入っているという懸念が強まる理由だ。
韓銀は原油価格の下落で物価が一時的に落ちただけで、構造的なデフレではないという立場だ。チャン・ミン韓銀調査局長は「原油安のため石油類関連の一部の品目で落ち幅が大きいだけで、下落傾向が広がる状況ではない」と述べた。価格変動幅が大きい石油と農産物を除いたコア物価の上昇率は今年2.3%上がるという理由からだ。一方、オ・ジョングン韓国経済研究院招聘研究委員は「コア物価も韓銀の中期物価安定目標範囲(2.5-3.5%)を下回る」とし「0.9%の物価上昇率はデフレ局面に入っているという信号と見なければいけない」と指摘した。
ただ、経済成長率の予測値は3%台を維持した。韓銀が出した景気判断も先月の利下げ当時に比べややよくなった。李柱烈(イ・ジュヨル)韓銀総裁は「1月に不振だった消費と設備投資が改善し、建設投資の増加が続いている」と述べた。
今年の成長率も3.1%に下方修正…韓銀、異例にも追加予算要求(2)
韓銀の予測通りになる場合、今年の物価上昇率は通貨危機直後だった1999年(0.8%)以来の0%台となる。月間消費者物価上昇率は昨年12月から3月まで4カ月連続で0%台にとどまっている。たばこ値上げ効果(0.58%ポイント)を除けば2カ月連続で事実上のマイナスだ。物価が全般的に下落し、景気低迷が長期化するデフレに入っているという懸念が強まる理由だ。
韓銀は原油価格の下落で物価が一時的に落ちただけで、構造的なデフレではないという立場だ。チャン・ミン韓銀調査局長は「原油安のため石油類関連の一部の品目で落ち幅が大きいだけで、下落傾向が広がる状況ではない」と述べた。価格変動幅が大きい石油と農産物を除いたコア物価の上昇率は今年2.3%上がるという理由からだ。一方、オ・ジョングン韓国経済研究院招聘研究委員は「コア物価も韓銀の中期物価安定目標範囲(2.5-3.5%)を下回る」とし「0.9%の物価上昇率はデフレ局面に入っているという信号と見なければいけない」と指摘した。
ただ、経済成長率の予測値は3%台を維持した。韓銀が出した景気判断も先月の利下げ当時に比べややよくなった。李柱烈(イ・ジュヨル)韓銀総裁は「1月に不振だった消費と設備投資が改善し、建設投資の増加が続いている」と述べた。
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