日本を経て2泊3日の日程で訪韓したカーター米国防長官(右から2人目)が9日、京畿道烏山空軍基地に到着し、スカパロッティ韓米連合司令官とあいさつしている。左側からオシャネッシー米第7空軍司令官、リッパート駐韓米国大使、スカパロッティ司令官、カーター長官、パク・ジェボク空軍作戦司令官。(写真=共同取材団)
米国は現在、グアムと沖縄の米軍基地にF-22ステルス戦闘機やB-2ステルス爆撃機を配備、運営している。これを受け、この日のカーター長官の発言はステルス戦力がない韓半島に実戦配備することを念頭に置いているのではという分析が出ている。
カーター長官は冒頭の発言で「安保は酸素と同じだ。安保を維持している時は気にならないが、安保がなければ誰もが安保ばかり考えることになる」とし「皆さんが韓半島で(安保を維持しながら)暮らせるように守る役割をしている」と述べた。これとともに「平和の維持が重要であるだけに、最も危険な地域の一つの韓半島で皆さんが準備態勢を維持し、熟練度を維持することが重要だ」と強調した。カーター長官はこの日、高高度ミサイル防衛(THAAD)体系やミサイル防衛(MD)体系には言及しなかった。韓民求(ハン・ミング)国防長官は10日にカーター長官に会う。
カーター長官の訪韓をきっかけに、最近の北朝鮮の核小型化とミサイル(KN-08)実戦配備をめぐる韓米間の隔たりを調整できるかどうか注目される。またTHAADに関しどの程度の議論があるかも関心事だ。
訪韓した米国防長官「新型ステルス戦闘機 アジア・太平洋地域に投入」(2)
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