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【グルメ】名士たちの馴染みの店(4)政治家のおかげで口コミ広がったポッサム・チョングッチャン

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

「コヒャンチプ」の豚肉ポッサム。通常の脂身部位の代わりに豚のすね肉を使う。すに肉はうまく料理すれば脂身部位よりも一層風味が出る。

汝矣島(ヨイド)には古くから国会や放送局があり、政治家や芸能人がよく訪ねるお気に入りの食堂が多い。チョングッチャン(納豆鍋)で有名な「サンポジョン」は国会議員が頻繁に訪れたことでグルメの店として知られるようになった。イ・ガンミン社長(49)は「故・金槿泰(キム・グンテ)議員や権魯甲(クォン・ノガプ)、韓和甲(ハン・ファカプ)元議員など、国会議員が頻繁に訪れてくれたおかげ」と話した。チョングッチャンというメニューから分かるように、家で食べられるようなご飯が同店の人気の秘訣だ。材料といえば、豆腐・長ネギ・キャベツだけだが、全羅南道海南(チョルラナムド・ヘナム)に住む知り合いが直接醸した清麹醤(チョングッチャン)を30年間使い、いつも変わらない味を出している。懐も深い。30年前から使ってきた茶碗を今もそのまま使っているが、これが一般の茶碗の1.5倍程度にもなる。最近は家庭料理を恋しく思うサラリーマンが多いという。朝食を抜いて出勤したサラリーマンたちは清麹醤を混ぜてご飯一杯をあっという間に平らげる。

崔光植(チェ・グァンシク)元文化部長官は江南区論硯洞(カンナムグ・ノンヒョンドン)によく訪れた。「コヒャンチプ」の豚肉ポッサムを食べるためだ。「コヒャンチプ」は論硯洞のグルメ通りに30年間構えている最古参で、豚肉すね肉を1時間煮込んだポッサムで有名だ。多くのポッサム店では脂肪の多い三枚肉を使うが、「コヒャンチプ」はすね肉にこだわっている。すね肉は筋の部分をうまく切り分けないと食感がパサパサしてしまうため取り扱いが難しいが、うまく料理すれば三枚肉よりも風味があり淡白にいただける。



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