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サムスン電子、第1四半期の営業利益5兆9000億ウォン

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
サムスン電子が7日、第1四半期に5兆9000億ウォン(約6477億円)の営業利益(速報値)を上げたと明らかにした。昨年第1四半期よりは30.5%減ったが、前四半期よりは11.5%改善された業績だ。昨年第3四半期に底を打ってからはっきりと感じられる回復局面に入り込んだとの評価が出ている。

事業部門別では半導体部門で営業利益の半分以上を上げたとみられる。スマートフォン事業を担当するIT・モバイル(IM)部門は2兆2000億~2兆3000億ウォンの営業利益を出したと推定される。ただ消費者家電(CE)部門は季節的な需要減少で振るわなかったというのが証券業界の分析だ。

この日発表された営業利益は当初の市場見通しを4000億ウォン以上上回る好実績だ。ギャラクシーS6効果が本格的に反映される第2四半期にはこれより多い7兆~8兆ウォン台の営業利益が予想される。サムスン電子関係者は、「昨年の業績急落にともなうL字形の沈滞への懸念からは抜け出したとみられる。しかし業績反騰が大文字の『V』に進むか小文字の『v』に進むかは予断を許さない」と話した。


実際にサムスン電子内部では「満足」よりは「安心」という評価が支配的だ。業績は上昇傾向に乗ってはいるが、第1四半期の売り上げは47兆ウォンで前年同期だけでなく前四半期より10%以上減ったためだ。商品はあまり売れなかったが収益は増える「不況型業績改善」ということだ。これは第1四半期にマーケティングを減らし、その間貯まっていた在庫を一掃して各種費用を減らした効果だ。ハイ投資証券のソン・ミョンソプ研究員は、「第2四半期にはギャラクシーS6が出る上に、他の不振部門の業績も回復するとみられるため年間業績は良くなる見通し」と明らかにした。



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