イラスト=キム・フェリョン
2つ目の問題は交渉のターゲット国家と制裁の解除に関することだ。恐らく北朝鮮やイランが交渉テーブルに戻ったのは制裁があたえる痛みのためだった。それで両国は交渉妥結で制裁解除の速度を重視した。自分たちが核開発と関連してどのような措置を取るかに対する反対給付でテヘランと平壌(ピョンヤン)は経済制裁が速かに、恒久的に解除されることを願う。さらには彼らが取った核開発措置よりより大きな贈り物を受けることを期待する。イラン核交渉で貿易用語である「スナップバック(snapback)」が登場した。合意が壊れた場合、制裁を再び賦課するという条項だ。このイシューはイラン核問題解決の難題になっている。なぜなら制裁は北朝鮮・米国や米国・イランだけの問題でなく国連も介入する問題であるためだ。制裁を原位置させるのがそれだけさらに複雑になる。
【コラム】イラン・北朝鮮核交渉の6つの問題点(2)
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