千葉県の新日鉄住金君津製鉄所内の熱延工場でスラブがローラーを通過しながら水蒸気を発している。(新日鉄住金提供)
製鉄所が高炉の稼働を中断するのは人の心臓を取り出すようなもので、日本でも20年ぶりのことだ。新日鉄住金の関係者は「合併を通じて重複する事業領域をなくし、生産効率を高めるため」と理由を説明した。「日本企業は構造改革に受動的」という声はもう昔のことだ。ライバル企業と合併し、主力事業も果敢に整理し、収益性の改善に力を注いでいる。
<「革新」取り戻す日本企業>合併後1年間は構造改革…世界最大利益の新日鉄住金(2)
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