朴槿恵(パク・クネ)大統領が2013年10月に発表した「シルクロードエクスプレス(SRX)」事業構想が難関にぶつかった。
北朝鮮が5月27日から2泊3日間の日程でソウルで開催される鉄道国際協力機構(OSJD)社長団会議および第10回国際鉄道物流会議に出席しないという意向を伝えてきたからだ。政府当局者は1日、このような内容を伝えた後、「北-ロシア-中国を経て欧州に鉄道をつなぐSRX構想を実現するにはOSJDに加入しなければいけないが、ソウル会議に北朝鮮が出席しなければ正会員加入が遠のく」と述べた。
OSJDは中国・ロシアなど旧社会主義圏国家が創設した国際機構で、モンゴルなど28カ国が加盟している。韓国は昨年3月に「オブザーバー」より一段階下の「提携会員」資格を得て、5月のソウル会議を招致した。政府当局者は「OSJDの正会員になるには加盟国が全会一致で賛成する必要があるが、北が出席しない場合、韓国の加入は事実上不可能となる」と話した。
南北鉄道連結などを推進している韓国政府は昨年4月、崔然恵(チェ・ヨンヘ)コレイル(韓国鉄道公社)社長をOSJD平壌(ピョンヤン)会議に派遣するなど努力してきた。特に今月下旬にチェコで開かれる会議で韓国の正会員加入を案件として採択した後、6月にモンゴルで開かれるOSJD長官会議で承認されるという計画だったが、北朝鮮がソウル会議に出席しない場合、北朝鮮を説得する機会がない。
統一部の当局者は「チェコ会議まで20日間ほどしか残っていないだけに、特別の措置が必要だ」とし「南北チャネルを通じた直接説得を進めなければいけない状況」と述べた。
問題は北朝鮮内部の日程と現南北関係を考慮すると、突破口を開く契機がないという点だ。北朝鮮は金日成(キム・イルソン)主席の誕生日である4月15日を太陽節とし、最大の祝日としている。ほとんどの官公庁の業務も中断される。また、今月10日は南北間で隔たりがある開城(ケソン)工業団地の賃金支払い日であるうえ、24日まで韓米連合訓練のトクスリ訓練が予定されている。
北朝鮮が5月27日から2泊3日間の日程でソウルで開催される鉄道国際協力機構(OSJD)社長団会議および第10回国際鉄道物流会議に出席しないという意向を伝えてきたからだ。政府当局者は1日、このような内容を伝えた後、「北-ロシア-中国を経て欧州に鉄道をつなぐSRX構想を実現するにはOSJDに加入しなければいけないが、ソウル会議に北朝鮮が出席しなければ正会員加入が遠のく」と述べた。
OSJDは中国・ロシアなど旧社会主義圏国家が創設した国際機構で、モンゴルなど28カ国が加盟している。韓国は昨年3月に「オブザーバー」より一段階下の「提携会員」資格を得て、5月のソウル会議を招致した。政府当局者は「OSJDの正会員になるには加盟国が全会一致で賛成する必要があるが、北が出席しない場合、韓国の加入は事実上不可能となる」と話した。
南北鉄道連結などを推進している韓国政府は昨年4月、崔然恵(チェ・ヨンヘ)コレイル(韓国鉄道公社)社長をOSJD平壌(ピョンヤン)会議に派遣するなど努力してきた。特に今月下旬にチェコで開かれる会議で韓国の正会員加入を案件として採択した後、6月にモンゴルで開かれるOSJD長官会議で承認されるという計画だったが、北朝鮮がソウル会議に出席しない場合、北朝鮮を説得する機会がない。
統一部の当局者は「チェコ会議まで20日間ほどしか残っていないだけに、特別の措置が必要だ」とし「南北チャネルを通じた直接説得を進めなければいけない状況」と述べた。
問題は北朝鮮内部の日程と現南北関係を考慮すると、突破口を開く契機がないという点だ。北朝鮮は金日成(キム・イルソン)主席の誕生日である4月15日を太陽節とし、最大の祝日としている。ほとんどの官公庁の業務も中断される。また、今月10日は南北間で隔たりがある開城(ケソン)工業団地の賃金支払い日であるうえ、24日まで韓米連合訓練のトクスリ訓練が予定されている。
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