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産経コラムのうわさは虚偽…ソウル中央地裁、弁護人の青瓦台資料申請を棄却

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
加藤達也産経新聞前ソウル支局長(49)の名誉毀損事件に対し、裁判部が30日、「記事の内容は虚偽であることが証明された」と明らかにした。この日、ソウル中央地裁刑事30部の審理で開かれた4次公判でだ。

裁判長のイ・ドングン部長判事は「その間の検察の調査とチョン・ユンフェ氏、イ・サンモク氏(チョン氏がセウォル号当日に会った漢学者兼占い師)の法廷陳述などを総合してみると、当日にチョン・ユンフェ氏と朴槿恵(パク・クネ)大統領は会っていないとみられる」と述べた。続いて「被告(加藤前支局長)が記事に掲載したうわさの内容は、合理的に疑いない程度に虚偽だと証明された」とした。

加藤前支局長は昨年8月3日、産経新聞電子版に掲載された「朴槿恵大統領が旅客船沈没当日、行方不明に…誰と会っていた?」と題した記事で、大統領とチョン・ユンフェ氏の密会疑惑を提起し、2人の名誉を毀損した容疑で起訴された。記事の内容のようにセウォル号事件当日(4月16日)に朴大統領がチョン・ユンフェ氏と会ったかどうかは裁判の主な争点の一つだった。


イ部長判事は「加藤前支局長は該当の記事を作成する当時、青瓦台(チョンワデ、大統領府)出入り禁止状態であり、チョン氏を直接取材しにくい点などを弁論の要旨で言及した点をみると、彼が事実関係を正しく知らずに記事を書いたと自認するのと変わらない」とも述べた。また「今後の裁判はセウォル号当日の朴大統領の行跡を明らかにするのではなく、該当記事に誹謗の目的がなかったかどうか、公共の利益に合うかどうかなどに弁論が集中しなければいけない」と検察・弁護人に述べた。

裁判所はこの日、朴大統領の行跡を明らかにするとして弁護人側が要請した青瓦台警護記録事実照会申請などを受け入れなかった。ただ、チョン氏がセウォル号事件当日に昼食を一緒にしたという占い師のイ氏の陳述を確認するための2人の通話内訳など事実照会申請は受け入れた。また加藤前支局長が記事作成の根拠としたというコラムを書いた朝鮮日報の記者を証人として採択した。5次公判は来月20日午前10時に開かれる。



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