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中国、AIIB参加国代表に「歓迎」 …米元国務長官は遺影の前で涙

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
29日に執り行われたリー・クアンユー元シンガポール首相の国葬。雨の中で集まった数十万人の人々の関心はリー元首相の最後の姿に向かったが、世界18カ国の政府を代表してきた約170人の弔問団は葬儀の前後を利用した“弔問外交”に集中した。他国の指導者の葬儀という点を考慮し、公式会談よりは葬儀の前後にあいさつを交わして国家間の核心問題の対話をする形だ。日帰り訪問での非公式「ワンポイント」外交ということだ。

今回のリー元首相の葬儀でも、各国首脳は葬儀場のシンガポール国立大文化センターとトニー・タン大統領主催のレセプションで弔問外交を行った。リー元首相の長男リー・シェンロン首相の案内でリー元首相の遺影の前で一礼した各国代表団は2階のバルコニーに集まった。バッハの「G船上のアリア」が追悼曲として演奏される中で各国首脳は静かに言葉を交わした。座った席を中心に三々五々対話をし、時々耳元で話す姿もカメラに映った。

朴槿恵(パク・クネ)大統領そばにはテイン・セイン・ミャンマー大統領、リブリン・イスラエル大統領が座った。日本の安倍首相は朴大統領と10席ほど離れた前列にいた。安倍首相のそばにはフン・センカンボジア首相、チャンオチャ・タイ首相が座っていた。クリントン元大統領はアボット豪首相、モディ印首相と一緒に座った。


中国を代表して参列した李源潮国家副主席は米国弔問団および日本の安倍首相とは適当な距離を置いていた。アジアインフラ投資銀行(AIIB)発足を控えて米国・日本との複雑な関係を意識するかのように対話をする姿は見られなかった。

一方、リー元首相の親しい友人だったキッシンジャー元米国務長官は葬儀場の入口の遺影写真をしばらく眺めながら涙を浮かべた。リー・シェンロン首相の追悼の辞をはじめ、トニー・タン大統領、ゴー・チョクトン元首相ら10人が弔辞を述べ、リー元首相を哀悼する1分間の黙祷で葬儀は締めくくられた。

その後、家族のみで火葬される中、弔問外交の第2幕が始まった。タン大統領主催の弔問団レセップション会場でだ。各国首脳は葬儀場とは違い、今後協力が必要な国の関係者と対話し、弔問外交を行った。中国の李源潮副主席もAIIB参加意思を明らかにした国の代表に会い、歓迎の意思を表した。クリントン元大統領を団長とする米国代表団も韓国・日本・豪州など同盟国の首脳と言葉を交わした。



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