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米国「AIIB参加は各国の決定事項」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
韓国のアジアインフラ投資銀行(AIIB)参加宣言に対する中国と米国・日本の反応は違った。中国は財政省名義で「韓国の決定を歓迎する」という公式論評を出したが、米国は具体的な答弁を控えながら「各国の決定事項」という原則的な立場だけを明らかにした。

中国財政省は27日、ホームページに掲載した論評で、「韓国がAIIBの創設メンバーとして参加するために中国に書簡を送ってきた。順調に過程が進めば、韓国は4月11日に正式に予定創立加盟国になるだろう」と説明した。韓国がAIIBに加盟するためには、先に参加の意思を明らかにした予定創立加盟国から同意を受けなければならない。審査には2週間かかる。中国財政省は「トルコもAIIB参加の意向を伝えてきた」と伝えた。新華社通信は「韓国が8カ月間悩んだ末にAIIBに参加申請を出したのは国益を選択したため」と評した。

米国は26日(現地時間)、国務省のラスキー報道部長の定例記者会見を通じて、韓国のAIIB参加に対する反応を表した。ラスキー部長は「(同盟国のAIIB参加)決定自体に反応したり言及したりはしない。いくつかの国が最近、AIIB参加を決めたが、それは該当国の決定」と述べた。


中国に対する牽制性の発言も忘れなかった。ラスキー部長は「米国は国際社会がすでに設けた高い国際基準と透明性を満たすいかなる多者機構も歓迎する。AIIBが国際社会の基準を満たすことを望む」と述べた。

日本は韓国のAIIB参加決定に困惑しながらも米国の動きに注目する雰囲気だ。共同通信は27日、「日中韓3カ国が関係正常化を目指す中、韓国が参加を表明したことで、日本がアジアで孤立する可能性も出てきた」と報じた。朝日新聞も「ライバル国(韓国)の決断で、参加に慎重な姿勢の日本政府は、苦しい立場に立たされた」と伝えた。26日夜に韓国の参加を聞いた日本政府の当局者は「韓国の参加は予想していたが、それよりも米国の動きが重要だ。もし米国が加わるなら日本も参加しないわけにはいかない」と話した。

一方、26日に釜山で開幕した米州開発銀行(IDB)年次総会に出席するため訪韓したルイス・アルベルト・モレノIDB総裁は27日の記者会見で、「IDBもAIIBに積極的に協力する」と述べた。



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