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負債抱えて終わった国際行事…維持・補修で赤字膨らむ=韓国(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

麗水世界博覧会の象徴だった「Big O」。下の部分が錆びている。

世界光州エキスポテーマ館は1階の高さが2メートルにしかならないため賃貸できず無料給食所として使用している。

がらんとした慶尚北道尚州市の国際乗馬場。2010年国際大会用として215億ウォン(約22億円)が投入された。

金浩福(キム・ホボク)元市長(67)は約900億ウォン(約100億円)かかる国際スポーツ行事を誘致した。次の李鍾培(イ・ジョンベ)前市長(58)は90億ウォンを追加し、放送中継用の便宜施設を設置した。こうして990億ウォンの行事を開催した。2013年に開催された忠清北道忠州(チュンジュ)国際漕艇選手権大会だ。収入は入場料に寄付金まで合わせて137億ウォン。建設費まで含めて853億ウォンの赤字となった。

それだけではない。行事後に施設を維持・補修するのにまた費用がかかった。昨年の収入は選手の食堂と休憩室として使用した3階建て建物(マリーナセンター)を食堂・カフェ・コンビニとして使うため民間業者に賃貸して受けた5000万ウォン、また大会本部の建物を会議場として貸与して受けた165万ウォンがすべてだった。

結局、この1年間、施設の管理だけで5億ウォンの赤字を出した。当初、忠州市は大会を開催した後、漕艇競技場を会議場などとして貸与する方針だった。しかし忠州市内から離れているため会議室として使用する団体や企業がない。会議室として貸与する予定だった本部建物の4室のうち2室は倉庫のように使っている。22日に訪れたここにはテーブルと椅子、冷蔵庫、扇風機などが積まれていた。


実情はこうだが、2009年に金浩福市長が大会誘致を宣言した時、市議会は賛成一色だった。イ・ドゥヨン忠北経済社会研究院長は「政治功績を築くために大会を誘致する時は『経済的波及効果』が大きいと話していたが、結局は市民に負担を抱え込ませた」と話した。

2010年に光州(クァンジュ)広域市で開催された世界光エキスポも同じだ。81億ウォンかけて建設した延べ面積1669平方メートルのテーマ館は現在、平日には一日1回、週末は一日2回の子供向けアニメを無料上映する場所として使用している。これとともに毎週水曜日に1階を光州市総合社会福祉館による高齢者向け無料給食の空間として貸しているのが、81億ウォンの建物の用途のすべてだ。



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