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<独機墜落>救難信号なかった空白の8分間…「異例の事故」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
救難信号(SOS)もなく8分間3万2000フィート(約1万メートル)下降後、墜落。

搭乗者150人全員が亡くなったドイツ・ジャーマンウィングス9525便墜落事故の要約だ。天候が良好な中で飛行を始めた9525便は24日午前10時45分、巡航高度3万8000フィートまで到達して1分後には急降下を始めた。それは8分間続き、高度が6000フィートに達した時にレーダーから消えた。操縦士はその間、救難信号を送っていない。

専門家は「異例の事故」と話す。巡航高度から航空機が墜落した事故があまりないからだ。変則的な航路を見せることもなかった。また、飛行機は粉々になった。事実上、減速されないまま墜落したという意味だ。


事故原因として真っ先に挙げられているのが、機内の急な減圧だ。なんらかの原因で機内が減圧し、呼吸のための空気を確保するために操縦士が1万フィートまで下降することもあるという。

航空機の欠陥も考えられる。APは「ルフトハンザのエアバス機種も昨年11月に自動操縦装置の欠陥で1分で4000フィート急降下する状況が発生した」伝えた。このような中で、操縦士が山岳地帯の高度を誤って計算することもある。

操縦士が救難信号を出さなかったことについて、CNNは「事実上、空中拉致などで操縦が不可能な状況でないなら、操縦士にとって救難信号は優先順位ではない」とし「運行しながら安全な着陸方式を探すのが先だ」と報道した。テロの可能性は事実上排除された状態だ。

専門家はブラックボックスであるフライトレコーダー(FDR)と操縦席音声録音装置(CVR)のうちCVRが回収されているため、ある程度の事故原因を推定できるとみている。

◆保険会社「アリアンツ」、航空事故4件抱え込み衝撃=今回の事故で世界最大の航空再保険社「アリアンツ」が衝撃に包まれた。昨年発生した3件の大型航空機事故に続き、24日墜落したジャーマンウィングス旅客機事故の保険金の相当額を抱え込むことになったためだ。アリアンツは24日、「事故機の主保険会社」と明らかにした。



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