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米女性運動家スタイネム氏「DMZを歩いて越える」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
米国女性活動家のグロリア・スタイネム氏(81)が韓半島(朝鮮半島)非武装地帯(DMZ)の徒歩横断計画を明らかにした。スタイネム氏をはじめとする「Women Cross DMZ」の会員は11日(現地時間)、米ニューヨーク国連本部で記者会見を行い、韓半島の平和と南北統一を願って韓国と北朝鮮を遮っているDMZを歩いて越えるという計画を発表した。会見にはスタイネム氏をはじめ、ウォルト・ディズニーの孫娘である映画プロデューサーのアビゲイル・ディズニー、チョン・ヒョンギョン米ユニオン神学大教授などが参加した。彼らは5月24日、12カ国の女性運動家30人が北朝鮮から韓国に向かってDMZを歩いて越える行事を推進中だ。

同日、記者会見でスタイネム氏は「人類を二分した最も象徴的な施設がDMZ」とし「DMZを歩いて越えることが私にはとても重要だ」と強調した。「韓半島女性平和ウォーキング」と名づけられたこの行事には、1976年と2011年にそれぞれノーベル平和賞を受賞した北アイルランドのマイレッド・マグワイア氏とレイマ・ボウィ氏も参加する計画だ。

この行事を企画したクリスティーン・アン氏は行事承認と関連して「DMZを守る国連軍司令部は韓国政府の同意を前提に暫定承認し、北朝鮮は原則的な承認方針の下で条件が整えば最終承諾するという立場」としながら「まだ韓国政府からの公式的な言及がない」と話した。


韓国政府はこれと関連し、外国人はDMZを挟む訪朝および訪韓の承認対象でないという立場だ。統一部当局者は12日、記者と会って「南北の住民でない場合には、南北交流協力法に沿った訪朝を承認することはできない」とし「DMZを越えるなら、国連軍司令部を通じて(通行申請を)しなければならないだろう」と話した。この関係者は「北朝鮮訪問経路など具体的な計画が我々の方に伝えられれば、法務部や外交部など関係部署や協議を通じて承認要請について検討したい」と伝えた。

スタイネム氏は米国女性運動のゴットマザーだ。60年代後半、民権運動が活気を帯び始めたころにフェミニズム運動に参加し、全米女性機構(NOW)を設立した。著書として『プレイボーイ・クラブ潜入記-新・生きかた論』などがある。「結婚は関係を破壊する制度」と主張して66歳だった2000年、3歳年下の南アフリカ出身事業家デービッド・ベイル氏と結婚して話題を集めた。彼は映画俳優クリスチャン・ベイルの父親だ。

特に、スタイネム氏はその美しい容貌で「フェミニズム活動家は美しくない」という偏見を破った女性活動家として有名だ。スタイネム氏は63年、バニーガールとして偽装就職してプレイボーイ・クラブ内の性的搾取の実態を暴露したほか、72年最初のフェミニスト雑誌『ミズ』を創刊した。



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