マーク・リッパート駐韓米国大使を凶器で攻撃したキム・キジョン容疑者(55、拘束)の自宅から警察が押収した書籍30点のうち19点が利敵表現物に該当することが10日、確認された。警察関係者は「これまで見つかった13点の他に、追加で6点の利敵性が確認されたが、この中には進歩団体である四月革命から発刊されている『四月革命会報』と印刷物『統一団結大行進の序曲を鳴らして』等がある」と話した。警察はまた、キム容疑者のコンピュータのハードディスクから利敵性が疑われる写真約10枚を確認し、その入手経緯を調査中だ。キム容疑者は、北朝鮮の定着スパイとして活動して実刑を言い渡されたキム・ナクジュン被告ら国家保安法違反者40人余りと電話をしていた事実も確認した。警察はひとまずキム容疑者に殺人未遂、外国使節暴行、業務妨害など3種類の容疑を適用し、今月13日に検察に送検することにした。「国家保安法第7条5項の違反容疑(利敵表現物所持)」に関しては今後も捜査を進めていくという。
ソウル鍾路(チョンノ)警察署が昨年から管理してきた「主要デモ参加者ブラックリスト」にキム容疑者が入っている事実も新たに分かった。鍾路署と青瓦台(チョンワデ、大統領府)は米国・日本大使館など主要機関の警備のために、常習デモ参加者の名前や写真などを記録した文書と情報を共有してきたという。警察は同日退院したリッパート大使に対し、早ければ11日に書面調査を実施する計画だ。
ソウル鍾路(チョンノ)警察署が昨年から管理してきた「主要デモ参加者ブラックリスト」にキム容疑者が入っている事実も新たに分かった。鍾路署と青瓦台(チョンワデ、大統領府)は米国・日本大使館など主要機関の警備のために、常習デモ参加者の名前や写真などを記録した文書と情報を共有してきたという。警察は同日退院したリッパート大使に対し、早ければ11日に書面調査を実施する計画だ。
この記事を読んで…