北朝鮮の対南機構である祖国平和統一委員会（祖平統）は３日、南側が韓米合同軍事演習を強行して南北対話の機会を失ったとの声明を出した。

祖平統は同日発表した声明で、韓米軍事合同演習を非難しながら「南北対話と関係改善の機会はすでに過ぎ去った。あとは力の対決による最後の決断だけが残るだろう」と明らかにしたことを朝鮮中央通信が伝えた。

祖平統は「今回の韓米軍事合同演習の目標が首脳部除去と平壌（ピョンヤン）占領とし、南側が韓半島（朝鮮半島）に軍事的に介入しようとする米国の突撃隊あるいは手下の役割をしている」と伝えた。続いて「北の地上と海上、サイバー空間のすべての打撃手段が目標物をねらって激動状態にある」として軍事的対応の可能性を繰り返し明らかにした。


韓米連合軍司令部と合同参謀本部は前日午前、米軍１万人余りと韓国軍２１万人余りが参加するキー・リゾルブ演習とトクスリ演習を始めた。