昨年7月の国家情報院長任命当時、朴槿恵(パク・クネ)大統領に李丙ギ(イ・ビョンギ)国家情報院長が頭を下げて挨拶している。8カ月後に秘書室長へと席を移した。(写真=中央フォト)
だが彼を知らない人たちの評価は冷たい。「李丙ギという人の性格を問題にするのではない。人事の刷新で大統領の国政運営スタイルを変えろというのが世論の注文だったのに、再び側近を持ってきたので、全く元のもくあみだ」という指摘だ。一般国民にとっても、この新任室長はなじみが薄い。2002年の「車取り引き」波紋で知らされた大統領選挙戦資金の運搬策で罰金刑を受けたのがそれなりに世間に知られた情報だ。情報トップが青瓦台に入城したというのもまったくいまわしい。「情報政治・公安政治の亡霊がよみがえるのではないかと心配になる」〔新政治民主連合の金瑛録(キム・ヨンロク)首席報道官〕という批判が出てくる理由だ。
「静かな解決者」李丙ギ新任秘書室長…疎通・対日関係の解決に期待(2)
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