１月１４日、ソウル・三成洞（サムソンドン）にあるＣＯＥＸに光り輝く建物が新たにオープンした。ＳＭエンターテインメントが「韓流の聖地」を標榜した「ＳＭタウンＣＯＥＸアーティウム」だ。ＳＭと４０社の中小企業が参加した次世代コンテンツ共生成長プロジェクトだ。未来創造科学部と情報通信産業振興院が全面的な支援に出た。

６階建て８０００平方メートル規模のこの建物は、ＳＭ所属のセレブリティとアーティストのコンテンツを多様に体験できる複合文化空間だ。きらびやかな映像メディアウォールが設置された１階ロビーを過ぎ２階に上がればセレブリティショップの「ＳＵＭ」がある。単純な有名人記念品ショップを超え、彼らが提案するライフスタイル商品と才能あるクリエイターとデザイナーとのコラボレーション商品を用意し、韓国の中小企業ブランドを世界のファンに紹介している。

３階はスタジオだ。実際のＳＭ歌手のように専門スタッフから振り付けやボーカルのトレーニングを受け、レコーディングとグラビア、プロモーションビデオを撮影できる。斬新な感覚を持つ若者たちがフォトグラファーやサウンドエンジニアとの産学協力を通じ大学で学んだ知識を実際に活用できるようにした。


韓国の有名デザートブランドがＳＭアーティストのアルバムコンセプトとキャラクターを利用して作った限定版デザートカフェ「ライブラリー」を過ぎ６階に上がると２フロアにわたる韓国初の可変型公演会場が広がる。客席の３面を囲む長さ４０メートルの超大型ファサード、１４台の高画質プロジェクターで再現される１４Ｋ超高画質映像、９．１チャンネル立体音響サウンドシステムが備わっている。また、フローティング方式のホログラムミュージカル『スクールオズ』が開館記念で用意された。

イ・スマン会長は、「今回のＳＭタウンは２０１２年に宣言した“バーチャルネーション（仮想国）”が現実に姿を表わしたもの。各国で建てられている“テーマパーク・イン・ザ・シティ”の概念で、世界のＳＭファンたちが訪れることになるだろう」と紹介した。（中央ＳＵＮＤＡＹ第４１６号）