鄭大世(チョン・テセ、31、水原)。そして太極旗(韓国の国旗)。交わりがないようなこの2つの言葉が一つになった。理念と国籍を超越し、みんなを一つにするサッカーの魔法のおかげだ。
サッカー北朝鮮代表のFW鄭大世(チョン・テセ)が北朝鮮の国旗の代わりに太極旗を胸に付けた。25日に水原(スウォン)ワールドカップ競技場で行われた浦和レッズ(日本)とのアジアサッカー連盟(AFC)チャンピオンズリーグ1次リーグG組第1戦に、鄭大世は太極旗が入った水原のユニホームを着てフル出場した。水原は今季、チャンピオンズリーグ用のユニフォームの左胸に小さな太極旗を付けた。Kリーグと韓国サッカーを代表するクラブとしてのプライドを抱くためだ。
昨年9月に息子テジュが生まれた鄭大世は、性格から行動まですべてを変えた。以前は感情の起伏が大きかった。泣きながらも笑った。考えをストレートに表現し、チームメートと摩擦を起こしたりもした。
最近は違う。穏やかで思慮深い人間に生まれ変わろうと努力中だ。父であり家長として感じる責任感の力が大きいが、もっと深いものがある。鄭大世は最近、「本当の韓国人」になるための準備をしている。周囲の人たちには「引退後は韓国でサッカーと関係がある仕事をしながら暮らすのが夢」と口癖のように話す。
鄭大世は1月の豪州アジアカップ期間中、悔しい思いをした。北朝鮮代表の一員として参加したかったが、エントリーに含まれなかった。「Kリーグでプレーする在日同胞出身の北朝鮮代表チーム選手」という複雑な現実のためだった。北朝鮮も水原も鄭大世がイシューに浮上する状況を望まなかった。鄭大世はアジアカップに出場できなかった悔しさをアジアチャンピオンズリーグで晴らそうとしている。水原の青いユニホームを着てアジアの頂点に立つことが目標だ。
浦和戦で鄭大世はゴールを決められなかったが、0-1とリードされた後半11分、呉範錫(オ・ボムソク、32)の同点ゴールをアシストした。水原は後半43分、FKのチャンスからFWレオ(26)が頭で決勝ゴールを決め、2-1で痛快な逆転勝ちをした。
韓国と日本のプロサッカー最高人気クラブ間の対戦として関心を集めた試合で、水原が先に笑った。浦和戦は鄭大世が期待して待っていた試合だ。川崎フロンターレ(日本)時代、3回の浦和遠征試合で2得点し、“レッズキラー”として名声を轟かせた。時間が経過し、所属チームが変わっても、鄭大世は相変わらず浦和に強かった。欲を出さず同僚にチャンスをつくるプレーで攻撃の流れを主導した。
鄭大世は自分と同じ在日3世で日本への帰化を選択した李忠成(30)との対決でも判定勝ちした。李忠成は後半18分、交代で出場したが、ゴールやアシストはなかった。鄭大世は「Kリーグ最高の人気球団のプライドを守れてうれしい」とし「浦和遠征試合では必ずゴールを決めたい」と語った。
一方、FCソウルは広州恒大(中国)とのH組遠征試合で0-1で敗れた。
サッカー北朝鮮代表のFW鄭大世(チョン・テセ)が北朝鮮の国旗の代わりに太極旗を胸に付けた。25日に水原(スウォン)ワールドカップ競技場で行われた浦和レッズ(日本)とのアジアサッカー連盟(AFC)チャンピオンズリーグ1次リーグG組第1戦に、鄭大世は太極旗が入った水原のユニホームを着てフル出場した。水原は今季、チャンピオンズリーグ用のユニフォームの左胸に小さな太極旗を付けた。Kリーグと韓国サッカーを代表するクラブとしてのプライドを抱くためだ。
昨年9月に息子テジュが生まれた鄭大世は、性格から行動まですべてを変えた。以前は感情の起伏が大きかった。泣きながらも笑った。考えをストレートに表現し、チームメートと摩擦を起こしたりもした。
最近は違う。穏やかで思慮深い人間に生まれ変わろうと努力中だ。父であり家長として感じる責任感の力が大きいが、もっと深いものがある。鄭大世は最近、「本当の韓国人」になるための準備をしている。周囲の人たちには「引退後は韓国でサッカーと関係がある仕事をしながら暮らすのが夢」と口癖のように話す。
鄭大世は1月の豪州アジアカップ期間中、悔しい思いをした。北朝鮮代表の一員として参加したかったが、エントリーに含まれなかった。「Kリーグでプレーする在日同胞出身の北朝鮮代表チーム選手」という複雑な現実のためだった。北朝鮮も水原も鄭大世がイシューに浮上する状況を望まなかった。鄭大世はアジアカップに出場できなかった悔しさをアジアチャンピオンズリーグで晴らそうとしている。水原の青いユニホームを着てアジアの頂点に立つことが目標だ。
浦和戦で鄭大世はゴールを決められなかったが、0-1とリードされた後半11分、呉範錫(オ・ボムソク、32)の同点ゴールをアシストした。水原は後半43分、FKのチャンスからFWレオ(26)が頭で決勝ゴールを決め、2-1で痛快な逆転勝ちをした。
韓国と日本のプロサッカー最高人気クラブ間の対戦として関心を集めた試合で、水原が先に笑った。浦和戦は鄭大世が期待して待っていた試合だ。川崎フロンターレ(日本)時代、3回の浦和遠征試合で2得点し、“レッズキラー”として名声を轟かせた。時間が経過し、所属チームが変わっても、鄭大世は相変わらず浦和に強かった。欲を出さず同僚にチャンスをつくるプレーで攻撃の流れを主導した。
鄭大世は自分と同じ在日3世で日本への帰化を選択した李忠成(30)との対決でも判定勝ちした。李忠成は後半18分、交代で出場したが、ゴールやアシストはなかった。鄭大世は「Kリーグ最高の人気球団のプライドを守れてうれしい」とし「浦和遠征試合では必ずゴールを決めたい」と語った。
一方、FCソウルは広州恒大(中国)とのH組遠征試合で0-1で敗れた。
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