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<朴槿恵政権2年>ワシントン・北京で「チャーミング外交」…東京はまだ遠く(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
#2013年5月8日(現地時間)、米ワシントン議会。朴槿恵(パク・クネ)大統領は上・下院合同会議で韓国大統領では初めて英語で演説した。当時、米議会議員は41回の拍手で呼応した。同年の6月29日、中国清華大では4分間ほど中国語で、11月4日にはフランス企業連合会(MEDEF)でフランス語で20分間ほど演説をした。朴大統領の個人技を前面に出した「チャーミング(charming)外交」だった。

#昨年3月25日。オランダ・ハーグで開かれた第3回核安全保障サミット当時、米大使官邸で行われた韓日米首脳会談。安倍晋三首相は朴大統領と目を合わせようとしたが、朴大統領は視線を避けた。安倍首相が拙い韓国語で「朴槿恵大統領、こんにちは。お会いできてうれしいです」とあいさつしたが、返答しなかった。韓日関係悪化の被害者から加害者へと色が変わる瞬間だった。

専門家は朴槿恵政権の過去2年間の外交・統一・国防政策について「大きな過ちはなかったが、大きな成果もなかった」と評価した。伝統的な韓米同盟の強化、中国との戦略的協力パートナーシップ関係の形成などは成果として認められた。外交当局者も「執権2年間、中国と3回の首脳会談をして信頼を築き、中国国防相が就任後初めての海外訪問地を韓国に決めるなど、韓中関係は歴代最高レベル」とし「米国や中国など世界最強国と関係を強めることで、安定した外交基盤を固めた」と主張した。


一方、北朝鮮の核問題と韓日関係では足踏み状態だ。日本に対して過度に感性的な接近をし、実益を得られなかったという指摘も多かった。キム・ハングォン峨山政策研究院中国研究センター長は「韓日関係を解決しようとすれば、安倍首相に『慰安婦問題は人権問題』という明確なメッセージを伝えるのが効果的だった」と述べた。金根植(キム・グンシク)慶南大教授(政治外交)は「強大国に囲まれている韓国としては綱渡りをしなければいけないが、周りを気にするあまり、米国や中国との関係は良くなったかもしれないが、国家的な実益はなかった」と指摘した。特に南北関係の場合、「期待は高かったが、実際には結実がない」という評価だ。全賢俊(チョン・ヒョンジュン)北東アジア平和協力研究院長は「北核問題は国際的な連携が必要だが、南北関係は南北当事者間の接触が先」とし「政府が強調した韓半島(朝鮮半島)信頼プロセスは具体化された政策を出せず、対話が進行していないのが残念だ」と述べた。



<朴槿恵政権2年>ワシントン・北京で「チャーミング外交」…東京はまだ遠く(2)

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