「言論統制」疑惑に関する李完九(イ・ワング)首相候補の発言が入った録音が人事聴聞会初日の10日に追加で公開され、波紋が広がっている。先月27日、一部の記者と会ってした対話のうち公開されていなかった部分を新政治民主連合側が公開したのだ。
李候補の国会人事聴聞会初日のこの日、与野党は録音内容の公開をめぐり対立した。聴聞会は停会と続開を繰り返した。新政治連合議員はセヌリ党の反対で阻止されると、聴聞会場ではなく国会記者室で李候補の発言内容を公開した。
追加で公開された内容は、与野党が2月に国会で処理することに合意した「金英蘭(キム・ヨンラン)法」(不正請託及び金品等授受の禁止に関する法律案)に関する発言だった。
録音内容によると、李候補は「金英蘭法のために記者が大騒ぎだ。だめだ、通過させなければ…私が防いでいるのを知っているではないか、非難されながら…皆さんも親戚のために検察や警察に捕まってやられてみなさい。…今まで私が公開的に防いでやったが、もう防がない」と述べた。
職務の関連性がなくても100万ウォン(約11万円)以上を受け取ったり家族が受け取れば処罰されるこの法の適用対象にメディア関係者が含まれるが、自分が反対していることを強調しながらメディアに対する不満を吐露したのだ。
聴聞特別委の野党幹事の柳成葉(ユ・ソンヨプ)議員は「歪んだ李候補の言論観がまた表れた」と主張した。一方、李候補は続開された聴聞会で、「毎日気楽に会う若い記者たちとの昼食の場で、私が考えでは事実と違う記事が掲載され、やや興奮したようだ。意図を持って話したことではない。申し訳ない。痛烈に反省する」と述べた。
新政治連合はこの日午後9時、文在寅(ムン・ジェイン)代表の主宰で緊急最高委員会議を開き、録音内容の追加公開による波紋について議論した。1時間20分の会議が終わった後、ある出席者は「(承認に)否定的な意見が多数だった」とし「しかし明日(11日)まだ聴聞会日程が残っているうえ、証人と参考人尋問もあるため、明日まで見守った後に党の立場を決めることにした」と述べた。新政治連合の核心党役員は「党の全般的な雰囲気は否定的だ。パンドラの箱が開かれた」と述べた。
予想外の変数に与党セヌリ党は非常事態となった。李候補が辞退する場合、国政の運営に致命傷となるだけに、李候補の発言を「単純な失言」と釈明し、野党側に承認案の処理に協力してほしいと要請している。セヌリ党院内指導部は「海外日程などを自制し、12日の本会議に必ず出席してほしい」という文字メッセージを全所属議員に回した。国会法には野党が反対してもセヌリ党が12日の任命同意案を国会本会議に上程し「過半数出席、過半数賛成」で処理することができる。
李候補の国会人事聴聞会初日のこの日、与野党は録音内容の公開をめぐり対立した。聴聞会は停会と続開を繰り返した。新政治連合議員はセヌリ党の反対で阻止されると、聴聞会場ではなく国会記者室で李候補の発言内容を公開した。
追加で公開された内容は、与野党が2月に国会で処理することに合意した「金英蘭(キム・ヨンラン)法」(不正請託及び金品等授受の禁止に関する法律案)に関する発言だった。
録音内容によると、李候補は「金英蘭法のために記者が大騒ぎだ。だめだ、通過させなければ…私が防いでいるのを知っているではないか、非難されながら…皆さんも親戚のために検察や警察に捕まってやられてみなさい。…今まで私が公開的に防いでやったが、もう防がない」と述べた。
職務の関連性がなくても100万ウォン(約11万円)以上を受け取ったり家族が受け取れば処罰されるこの法の適用対象にメディア関係者が含まれるが、自分が反対していることを強調しながらメディアに対する不満を吐露したのだ。
聴聞特別委の野党幹事の柳成葉(ユ・ソンヨプ)議員は「歪んだ李候補の言論観がまた表れた」と主張した。一方、李候補は続開された聴聞会で、「毎日気楽に会う若い記者たちとの昼食の場で、私が考えでは事実と違う記事が掲載され、やや興奮したようだ。意図を持って話したことではない。申し訳ない。痛烈に反省する」と述べた。
新政治連合はこの日午後9時、文在寅(ムン・ジェイン)代表の主宰で緊急最高委員会議を開き、録音内容の追加公開による波紋について議論した。1時間20分の会議が終わった後、ある出席者は「(承認に)否定的な意見が多数だった」とし「しかし明日(11日)まだ聴聞会日程が残っているうえ、証人と参考人尋問もあるため、明日まで見守った後に党の立場を決めることにした」と述べた。新政治連合の核心党役員は「党の全般的な雰囲気は否定的だ。パンドラの箱が開かれた」と述べた。
予想外の変数に与党セヌリ党は非常事態となった。李候補が辞退する場合、国政の運営に致命傷となるだけに、李候補の発言を「単純な失言」と釈明し、野党側に承認案の処理に協力してほしいと要請している。セヌリ党院内指導部は「海外日程などを自制し、12日の本会議に必ず出席してほしい」という文字メッセージを全所属議員に回した。国会法には野党が反対してもセヌリ党が12日の任命同意案を国会本会議に上程し「過半数出席、過半数賛成」で処理することができる。
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