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韓国の男女賃金格差100対63(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
最低賃金問題を取り上げたアルバモンの広告をめぐり議論が起きている。この広告はGIRL’S DAYのヘリがアルバイト生として出演し、「5580ウォン、こんな時給、ちょっと上がりました、ちょっと。370ウォン上がったって。バイトのみなさん、バイトを無視する社長にはエプロンを丸めて力いっぱい投げつけ辞めてしまいましょう」と話す。この広告に対してアルバイト生は喜び、小商工人は「われわれすべてが悪徳雇用主と誤解を受ける」として反発している。

最低賃金を定める度に労使は少しの譲歩もなく対立する。「零細企業が過度に大きな負担を背負う」という経営界と、「生活できる程度は払うべき」という労働界が対立する。それなら韓国の最低賃金は他の国に比べ多いだろうか、少ないだろうか。経済協力開発機構(OECD)の資料を分析した結果、韓国の最低賃金は20年余り前と比較すると大きく改善された。十分な金額ではないにしても上昇傾向に乗った流れは悪くない。1990年には最低賃金が平均賃金の25.3%にすぎなかった。その後順調に最低賃金が引き上げられ、2013年には平均賃金の36.6%まで上がった。最も多い賃金から最も少ない賃金までを一列に並べた時に中間に属する「中位賃金」と比較すると半分程度の45%だ。90年には中位賃金比29.9%にとどまっていた。これまでに15.1ポイント改善されたのだ。フランスの61.3%、英国の46.9%に比べると低いが、カナダの44.1%、ルクセンブルクの41.4%、日本の39.3%に比べると高い水準だ。

絶対金額も大きく上がった。為替相場を適用して計算した韓国の最低賃金は2000年に4049ドルにすぎなかった。これが2013年には1万2038ドルで3倍近く引き上げられた。最低賃金制を運営するOECD加盟国25カ国のうち14位に当たる。各国の物価など購買力を考慮して計算した最低賃金は2000年の6165ドルから2013年には1万5576ドルと1.5倍上昇した。OECD加盟国で10位と比較的高い水準だ。


1990年から2013年までの年間平均賃金上昇率(10人以上事業所基準)は7.6%だった。この期間に最低賃金は毎年8.9%ずつ上がった。このように最低賃金が急上昇する傾向は当分続く見通しだ。現政権が均等な所得分配がなされるよう市場賃金との格差を縮めているためだ。



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